本記事は、キャンプの寝袋(シュラフ)で
- たくさんあって選ぶ基準がわからない
- 使用可能温度って何?
- 寝袋ってサイズはあるの?
- マミー型、封筒型って何?
- おすすめの寝袋は?
などの疑問を解決する記事を書いています。
目次
たくさんあって選ぶ基準がわからない
まず、最初に寝袋を選ぶ基準は
「泊まるキャンプ場の最低気温」
を知る事です。
寝袋は暑ければ脱げば大丈夫ですが、寒いと寝れなかったり体調を崩す可能性もありますのでキャンプ場の気温を事前に調べるのはとても重要になります。
そして次に寝袋ですが、
寝袋には必ず「使用可能温度」「下限温度」のような表記がされています。
使用可能温度って何?
寝袋に書いてある「使用可能温度」や「下限温度」は
キャンプで寝るときの温度
を表示しています、つまり外の最低温度です。
まずキャンプ場の最低気温を事前に調べたら、次は寝袋を選ぶときに
キャンプ場の最低気温から「-5℃引いた使用可能温度の寝袋」
を選んだ方が良いと思います。
例えば、
天気予報でキャンプ場の最低気温が
「8℃」
だったら寝袋の使用可能温度は
「8℃から-5℃を引いた」
「使用可能温度3℃まで」の寝袋を選ぶようにした方が良いです。
何故かというと過去に私は最低気温5℃のキャンプ場に使用可能温度5℃の寝袋を持って行ったらかなり厳しかったからです。
キャンプは温度も余裕をもって準備した方が良いです。
寝袋ってサイズはあるの?
寝袋のサイズは「長さ(身長)」と「横幅」でサイズがあります。
長さは、標準の大人サイズはほとんどが200~220cmくらいのサイズで作られているので身長はあまり気にしなくても大丈夫かと思われます。
しかし子供のサイズは140~180cmとたくさんサイズがあります。好みはあると思いますが、服と同じで入らなくなると使い道がなくなってしまうので長い目で見ると大人サイズを買ってしまった方が良いかなと思います。
ロゴスは子供や女性向けの可愛いデザイン👇の寝袋もあります
次に横幅ですが、標準の横幅サイズは75~85cmです。私は「85cmはシングルベッドと同じくらいの大きさなので大丈夫かな」と思って購入しましたが、予想以上に狭かったです。
私は「狭いのは苦手」なのでキングサイズとかワイドサイズとかで探しましたが、広いのでもせいぜい90cmくらいにしかなりません。それ以上広いのが欲しい方は「2人用の寝袋」や「連結できる寝袋」を購入した方が良いと思います。
「マミー型」「封筒型」って何?
寝袋の種類「マミー型」とは
マミーとは日本語で「ミイラ」を意味します。少し不気味ですがエジプトの棺桶の形のように頭まですっぽり入って足の方に向かってラインが細くなっている形状をしています。
頭が保護されていて足のラインに沿って寝袋が密着するような構造になっているので保温性に優れています。
しかし、狭いところが苦手な方や寝返りをしたい方は合わないかもしれません。
こちら👇マミー型の寝袋です
寝袋の種類「封筒型」とは
手紙を包む封筒のような形をしています。封筒型の特徴は、開いて掛け布団のようにしたり同じ寝袋同士をジッパーで連結して2人用にしたりと多機能性があります。
マミー型と比べて保温性は劣りますが、中が広いので「毛布を入れたり、寝返りをしたり」できます。私はマミー型と封筒型の両方持っていますが、寝るときに膝を曲げる癖があるので封筒型の方が安心して寝れます。
こちら👇封筒型の寝袋です
夏って寝袋は必要なの?
夏用の寝袋は安いし1枚持っていてもいいかなと思って購入したことがありますが、あまり利用する機会がありませんでした。夏の暑い時期は寝袋ではなくタオルケットでも対応できるし、寒冷地では持って行っても役に立ちませんでした。
なので結果、夏用の寝袋を買うなら冬用の寝袋を買っておいた方が良いと思います。
寝袋の価格について
ザックリの知識
- 使用可能温度が低くなるほど高価になある
- 使用可能温度が低くてさらに携帯性が上がるとより高価になる(高価な素材を使うから)
安い寝袋でも重ねれば大丈夫?
寒いキャンプ場では
「安くて薄い寝袋でも重ねて使えば大丈夫かもしれない」
と思うかもしれませんが、実際はかなり厳しいというか寒さに耐えるのは無理かもしれません。
なぜなら寒冷地では、体温を保温する寝袋の「素材」がとても大事になるからです。
安い寝袋のほとんどが綿やポリエステルの薄い生地を使用していますが、寒冷地ではダウンやフェザーなどの保温性の高い素材を使用した寝袋にしないと寒さを防ぐのは厳しくなります。
なので寒冷地は厚みよりも素材がとても大事になってきます。
おすすめの寝袋
最初に買ってみるなら値段も手ごろなこの寝袋
「いきなり高いシュラフを買って合わなかったらどうしよう…」
と悩んでいる方はこちらの寝袋がおすすめです。
多機能性のある封筒型、値段も手ごろで3シーズンに対応できます。
- 使用サイズ 210×75cm
- 使用可能温度 5℃
なので最低気温が10℃くらいまでのキャンプ場がおすすめです。
寒さが不安ならインナーシュラフ👇も一緒に用意しておくと安心です
ココがおすすめ
インナーシュラフは寒いときに寝袋の中に追加毛布として使用できます。冬だけでなく、夏には単品でタオルケットのように使えます。
幅が150cmになるコールマンの寝袋
コールマンのような有名なメーカーはアフターサービスもしっかりしているので安心して購入できるのが良いところです。
- 最初から 190×75cmの寝袋が2枚入っている
- 連結して150cmの寝袋にできる
- シングルの寝袋を2つにもできる
- 使用可能温度 0℃
最初から2枚入っているので、1枚で買った時と比べて連結用に買い足すときに寝袋の型を間違える心配がないので安心です。
中の生地が気持ちいいセパレート寝袋
- 使用サイズ 200×90cm
- 使用可能温度 -11℃
- こちらも封筒型なので同品種と連結可能
- 収納サイズ 52×29×38cm
ココに注意
収納サイズが大きいので積み込み時には場所をとってしまうかもしれません
この寝袋はセパレート(1組のモノが分割になっている)タイプです。
つまり、寝袋が3層になっていて気温によって寝袋の厚みを調節できるようになっています。
3層の1番下にある寝袋がフリース生地になっていて見た目通り肌触りがとても気持ちいいです。
使用可能温度が-11℃なので「4シーズン対応」できます。
キャンプのトップブランドが寝袋を作るとこうなる
スノーピーク シュラフ「BACOO」
日本のキャンプメーカーの中でもトップブランドとして活躍しているスノーピークのマミー型のシュラフです。トップブランド&高価格帯のメーカーが作るとこんなスペックになります。
- 使用サイズは 210×85cm
- 表生地に防湿と内部の発散蒸気を排出させるハイブリット生地を使用
- 中綿はダウン90%フェザー10%使用
- 収納サイズ 21×34cm
と最高スペックの仕上がりになります。国内メーカーなのでアフターサービスもしっかりしていて安心できます。
さらに詳しく
「BACOO」は下限温度別に3タイプあります(スノーピークは使用可能温度ではなく下限温度と表記しています)
- 200 下限温度6℃
- 350 下限温度1℃
- 550 下限温度-7℃
初めての寝袋ってどうやって選ぶの?(まとめ)
以上の記事をまとめると、
寝袋を選ぶときは
- 泊まる予定のキャンプ場の気温を確かめよう
- 次にキャンプ場の気温に適した寝袋を選ぼう
- 寝袋は「マミー型」と「封筒型」の2種類ある
- 高い寝袋もあるけど無理をせずに予算に応じたのを選ぼう
です。自身に合った寝袋を手に入れて素敵なキャンプ時間を過ごしてください。
読んでいただいてありがとうござました。