本記事では、
- これからテントを買おうと思ってる
- でもどのテントにすれば良いか分からない
- 形やサイズなどを詳しく知りたい
- 高額なテントを買った方が良いのか知りたい
などの疑問を解決する内容になっています。
目次
テントの種類ってたくさんある
キャンプのテントは数えきれないくらいたくさんあります。初めてテントを購入する人はどうやって選べばよいのでしょうか?
以下では、そんな疑問を解決するために私の失敗談も含めて解説していきます。
「定番」「ベーシック」「高額」テントを買えばいいってもんじゃない
これからテントを購入してキャンプを始める方は、「定番」「ベーシック」「高額」のテントを買う前に、
「買い替える」
ことを前提にテントを選ぶ事をおすすめします。
でも、なぜこれからテントを買ってキャンプを始めようとワクワクしているときに、わざわざ買い替える事を考えなければいけないのでしょうか?
それは、「キャンプ道具は何回かキャンプを経験しないと自分に合ったキャンプスタイルがわからない」からです。
失敗から学んだ「買い替えを想定」するテントの選び方
テント購入に迷っている時の私の失敗...
- 買い替えはお金の無駄だから最初から高額なテントを買っちゃおう
- 「定番」「ベーシック」のテントならハズレはないだろう
- 高額でも有名メーカーならハズレはないはず
- 高額ならどんなキャンプシーンにも合うはず
その結果、テントには問題ないのですが2~3回キャンプをしたら「使ってみたら自分のキャンプシーンに合わない」
となって別のテントがなって欲しくなってしまいました。
なので最初のテントで迷ったら「買い替えを想定するテントの選び方」をすると良いと思います。
テントは1人用(ソロキャンプ)~大人数まで種類豊富
テントの種類は下記で紹介しているだけでも6種類あります。初めての方はどれにすれば良いか迷ってしまうと思うので使用人数からニーズに合ったキャンプシーンなどの解説を加えて紹介していきます。
1人用(ソロキャンプ)~少人数向けのテントは3種類
ツーリングドーム型
ツーリングドーム型こんな方におすすめ
- 利用者が1~2人
- ツーリング(バイク、サイクリング)で簡易宿泊したい方
- 持ち運びを簡単、コンパクトにしたい方
- テントの購入額を安く済ませたい方
ココに注意
ツーリングドームはあくまで「寝るだけのテント」です。なので中のスペースが狭くなっています(畳2枚分くらい)。このテントだけでキャンプ場に行くと、もし雨が降っていたら何もできなくなってしまうので、キャンプ場でゆっくりキャンプをしたい方はリビングルームテントやタープを用意するか、もう一回り大きめのテント(3~4人用)をおすすめします。
パップテント型
ソロ(1人用)キャンプで根強い人気があるのがパップテントです。最新のテントは快適な空間や耐久性にこだわった豪華なテントが多い中で、あえて簡素なパップテントにこだわる人が多いのは、そこにお金では手に入れられないパップテントならではの魅力があるからだと思います。
パップテントはこんな方におすすめ
- キャンプで1人の時間を楽しみたい方
- サバイバル感を楽しみたい方
- あえて現代の性能や製品技術に頼りたくない方

ワンタッチ型
私はキャンプデビューの時に、テント設営を2時間以上かかった苦い思い出があるので「このテントにもっと早く気づけばよかったなぁ」と今でも思い出します。
ワンタッチ型はこんな方におすすめ
- テントの組み立てに時間をかけたくない
- テントの組み立てが複雑だとできるか不安
- テントの組み立てに失敗したくない
- 失敗してカッコ悪いところを見られたくない
DODのワンタッチテントは、シートとポールが一体型になっているのでテント組み立ては、
- 広げて
- 伸ばす
だけになります。
ココがポイント
テントはシートとポールの連結&組み立てで挫折することが多いです。しかしこのテントは広げるだけなので挫折がありません。
その次に、フライトシートと呼ばれるテントを守るシートを
- かぶせる
- テントに固定する
その後に、前室と呼ばれるテントの入り口の
- ポールを刺す
- テントに固定する
最後に
- 全体をロープ&ペグで固定
して終了です。

- テントの向きを間違えた
- ポールの立てる場所を間違えた
- テントが上手に開かない
- ロープの張る距離がわからない
など初心者には難しい事が多いですが、このDODのワンタッチテントはその難しさがないのでキャンプへのハードルが低くなります。
家族や友達(3~4)向けのテント
2ルームテント型
2ルームテントとは、ドーム型テントを寝室にしてリビングルーム(居間のような空間)が加わった合体テントです。
2ルームテントはこんな方におすすめ
- テントの中で寝室とリビングが欲しい方
- 夏は虫を気にせずにキャンプを楽しみたい方
- 雨の日でも濡れずにテントの中で過ごしたい方
- 通常のドームテントより予算が上がっても大丈夫な方
こちらはもっと大きいタイプ👇
参考
2ルームテントの他にリビングをタープにする選択もありますがタープは、
- 夏は開放的で見た目もカッコいい
- けど、夏は虫がたくさん入ってくるから虫対策がマスト
- 雨の日はけっこう濡れる
- 風邪に弱い
- 冬は寒くて使えない
- タープの下で焚火をしようとしたけど生地に穴が開きそうで出来なかった
など初心者には難が多いので「2ルーム」か「タープ」かで迷っている方は「2ルーム」をおすすめします。
ティピー型(ワンポール型)
こちら👇は国産アウトドアブランド「DOD」のワンポールテント
こちら👇は有名なアウトドアブランド「ロゴス」のタープがセットになったワンポールテント
ワンポールテントはテントの中で薪ストーブを使用できる(煙突の突出口がある)製品も多くあるのが魅力的です。
ティピーテント(ワンポールテント)こんな方におすすめ
- テントの中で薪ストーブを使いたい
- 組み立てが簡単なテントがいい
- 安いテントだと助かる
- とんがり帽子のテントに憧れている
ココに注意
ワンポールテントはテント内で薪ストーブを使うことを前提としている製品が多いため、テントの生地に耐火性の高いコットン生地を使用している場合があります。コットン生地は濡れたまま放置したり、長い間置いておくと生地にカビが生えたりするので定期的なメンテナンスが必要になります。
その他のテント
ロッジ型
「ロッジ型」とは、家のような外観のテントです。近年のドーム型や2ルーム型が作られる前はテントと言えば「ロッジ型」でした。
ロッジ型の特徴
- 大きなワンルーム
- 内部は高さがあり開放的
- 製品によっては中で仕切りが付いている(寝室とリビングに分けられる)
- 値段が他の型と比べて高額
- 持ち運びが大きくて重い
シェルター型とは
シェルター型とは、リビングの役割をするテントです。
つまりドーム型を「寝室」としたときに、シェルター型はリビングルームの役割をします。1日を通して快適に過ごせるようにたくさんの工夫がされています。
ロッジとシェルターを合体した「ロッジシェルター」もあります👇
タープってどうなの?
外観がカッコよく開放的だけど…
カッコいいタープの代名詞「ヘキサタープ」
こちらがスノーピークのウイング型のヘキサタープ👇
本記事の中間でも書きましたがタープは、
- 夏は虫がたくさん入ってくる
- 雨の日はけっこう濡れる
- 風邪に弱い
- 冬は寒くて使えない
- タープの下で焚火をしようとしたけど生地に穴が開きそうで出来なかった
など初心者には厳しい条件が多いですがリビングルームのテントと比べると、
- 開放的があってカッコいい
- 収納サイズが小さい
- 安価
など、見方によってはメリットも十分あります。何よりも見た目がカッコよくて開放感のあるヘキサタープはキャンプならではの自然との一体感を得られると思います。
タープはサブポール(中間ポール)があると便利
タープを購入すると、付属品はメインポールのみの場合が多いのでタープの両脇を持ち上げるサブポールがあると便利です。
サブポールは高さ調整できるポールを選ぶと使い勝手が良いです。
こちらが高さ調整できるサブポール
それでもテントに迷ったときは?
キャンプ道具をレンタルしてみましょう。たくさん悩んでテントを買った後に「他のにすれば良かったなぁ」と後悔してしまうのも悲しいです。どのテントが自分に合っているかを決まられない時は、レンタルで1度体験してから選んでも良いと思います。
👇こちらでレンタルできます👇
(まとめ)初めてのテントは「あえて買い替えを前提に選ぶ」その理由とは?
以上の記事をまとめると、
- テントの種類はたくさんある
- 使用人数と予算を決めておこう
- 初めての人は設営が簡単のを選ぶと◎
- 決められないときはレンタルでお試しキャンプ
です。
自分にあったテントを見つけて充実したキャンプ時間を過ごしてください。
読んでいただいてありがとうございました。