本記事は、キャンプ場で使用する照明はオイルランタンが本当に必要なのかについて書いています。
結論を先に伝えますと、
キャンプ場の灯りはLEDのでも十分対応はできます。
現代の目覚ましいテクノロジーの進歩で日常の灯りの確保は省エネで長寿命のLEDがとても普及しています。もちろんキャンプ道具でもLEDの照明やランタンもたくさん普及しています。
そんな時代に何故、わざわざ手間をかけてオイルを使用したランタンを使うキャンパーがいるのでしょうか?
オイルランタンとは?
オイルランタンとは、燃料に灯油や専用オイル(ホワイトガソリンなど)を使用して明かりを灯す照明器具の事です。点灯窓にガラスを使用していたり、引火する危険のある燃料を使用している事もあり、現代のLED照明と比べて不便を感じるところが多くあります。
目次
みんな知っている自然の灯り。その灯りに癒されたいから
LEDが普及している現代でもオイルランタンを使う理由はたった1つ、
「自然の灯りを求めているから」。
その灯りを見ていると癒されます。それはモニターに映し出されている映像よりもはるかに魅力的です。
この灯りはどんなにテクノロジーが進歩してもたどり着けない無二の光だと思います。
手間がかかっても。不便でも非効率でも
オイルランタンはとても手間がかかります。細かいメンテナンス、故障したら修理。繊細な部品もあるので保管や持ち運びにも気を遣います。コンビニやインスタント製品が普及して効率的に回っている現代からすれば、とても非効率で考えられないくらいの不便すら感じます。
しかし、手間や不便を感じながらもキャンプ場で点灯したランタンを見ると癒されて全て忘れてしまいます。手間や不便すらも愛おしく感じてしまいます。
そしてランタンは、手間をかける時間をとても大事にしていきます。つまり「自身の時間を大事にする」につながってきます。
ランタンの灯りを見つめながら今までの自身を思い出したりします。
「あの時、こうだったなぁ...」
「今思えばこういう事だったのかなぁ...」
と振り返る時間もランタンは優しく提供してくれたりもします。
キャンプ場では、ランタンの自然な灯りはとても優しく、とても大事な存在になっています。
そもそもどうしてキャンプを始めようと思ったのか?
たくさんの充実した時間を提供してくれるランタンと過ごしていると、キャンプを始めたきっかけを思い出したりもします。
皆さんは、どんなきっかけでキャンプに興味を持ったのでしょうか?
私はコンクリートや電気の照明に囲まれた現代社会で暮らす中で、つい忘れがちな自然の灯りを求めてキャンプに興味を持ったのがきっかけでした。そして住居空間から料理まで全て作り上げる、簡易的ではあるけれど達成感のあるキャンプに魅力を感じ続けています。
ランタンの灯りについても同じです。楽をしたいならLEDの照明を使えばとても簡単です。
充電するだけ。電池を交換するだけ。
とても簡単です。でもそれでは現代社会で暮らす自身と何も変わりがないと気づきました。
皆さんのキャンプ時間はどのように過ごしていますか?
(おまけ) ランタンの明るさ表示について
ランタンの明るさの表示について
ランタンや照明の明るさを表現する部分に
「30W相当」
とか
「500lm(ルーメン)」
との表記がありますが、実際どれくらいの明るさなのか分かりづらいです。
なので家の居住空間で例えますが、
1畳の部屋が明るく感じるのは約400ルーメン(約40W)です。
テントの中で例えると、1人用のテント(1畳分)は400ルーメンあれば家で電気をつけて生活している環境に近いということになります。
(3人用だと1200ルーメン)
お気に入りのランタンを手に入れて充実したキャンプ時間を過ごしてください。
読んでいただいてありがとうございました。