本記事は、タイ料理の
「カオカームー」
について書いています。
皆さんは、カオカームーをご存じでしょうか?カオカームーとは煮込んだ豚足をご飯と一緒に食べるタイのエスニック料理です。私が食べたカオカームーは豚のすね肉も入っていて、煮込んだすね肉のホロホロした食感と豚足のトロっとした口当たりが私を虜にしてしまいました。
カオカームーはタイ料理屋さんに行っても作っている店とそうでない店があり、私のお気に入りの店はすぐにはいけない距離なので自分で作ってみる事にしました。
できるだけ本場の味に近づけるように研究したレシピとなっています。
作り方の後に、素朴な疑問「カオカームーって豚のすね肉と豚足じゃないといけないの?」について書いています。
目次
カオカームーの作り方
材料
その1
- 豚肉(すね肉、豚足)
- 水 300cc
- 醤油 50cc
- 料理酒 100cc
- 砂糖 大さじ2杯
その2、
- パクチー
- ナンプラーorヌクマム
- 五香粉
ナンプラーって何?
ナンプラーとは日本では「魚醤(ぎょしょう)」と呼ばれています。魚醤とは、魚と塩と作ってうまみ成分を抽出した調味料の事で、隣りの国ベトナムでは「ヌクマム」、日本では地方で呼び方は違いますが東北地方では「しょっつる」北陸地方では「いしる」と呼ばれ郷土料理に使われています。製造方法は、東北地方のしょっつるは原料にハタハタと使用しますが、北陸地方ではイカやイワシを使用するなど、作る地域でそれぞれ異なってきます。
作り方
- 豚足は臭いが気になりそうでしたら、アク取りに1~2回茹でこぼしをしましょう。
- その1を鍋に入れます
- 圧力鍋で約1,5時間煮込みます。
- 煮込み終わったらその2を味見しながら加えていきます。
- (醤油や砂糖が薄かったら足してください)
- お好みでパクチー、キュウリ、スイートチリソースをトッピングして終わり。
カオカームーは肉ご飯を混ぜながら(途中でスイートチリソースも混ぜる)食べると美味しいです。
残った汁で煮卵も作れます。
今回の料理で使った圧力鍋はこちら👇
この圧力鍋は圧の強さが2段階になっています。
カオカームーで煮込んだのは2(強)で1,5時間です。
カオカームーって「豚のすね肉と豚足じゃないとダメなの?」
カオカームーとは、タイ語で「カオ=ご飯」「カームー=豚足」「ムー=豚」で「カー=足」です。
基本は豚足ご飯なのですが、アレンジでスネ肉を使っているところも多いようです。しかし日本では豚のスネ肉を扱っているところは少ないので、代わりにバラ、モモ、ロース、ヒレを使ってみたらどうかな?と思い、実際に試してみました。
結論から言うとスネ肉の代わりに1番おすすめなのは「ロース」です。
実際に食べた感想は、
- モモ、ヒレはホロホロ感はあるけどパサパサしてる
- バラ、ロースの方がホロホロ感もありスネ肉に近いけど、脂が出る
- バラよりもロースの方が脂が少ない
の結果からロースが1番おすすめになりました。
豚足は必須です。
そして、すね肉の代わりは他の部位でなんとなかなりますが、
「豚足は代わりになる部位がなく、豚足がないと全体的なプルプル感が出ない」
ので豚足は必須になります。
(まとめ)おいしいタイ料理 病みつきになった「カオカームー」を作ってみた
以上の記事をまとめると、
- カオカームーとは、タイの「豚足煮込みご飯」の事
- 豚足の他にも豚のスネ肉を使ったりする
- 日本には豚のスネ肉はあまり出回ってないから他の部位を使うと良い
- おすすめの部位は豚の「ロース肉」
- 豚足は必ず入れた方が美味しい
です。みなさんも1度食べてみてはいかがでしょうか?
読んでいただいてありがとうございました。