本記事は、キャンプでハンモックを使ってみたい方に向けた記事を書いています。
ハンモックといえば、
木と木の間にぶら下がって自然と一体感を感じたり、優しく揺れる感じを体験してみたくてキャンプの時に挑戦したい方もいると思います。しかし、やってみようと思うと…
- 設置が難しい?
- 木がないと使えない?
- 落下の危険があるから怖い
などハンモックを使ったことがない方には少しハードルが高く感じてしまう事があります。
なので本記事では、ハンモックについての
- 基礎知識
- ハンモックの良い点、注意点
- ハンモックの設置方法
- おすすめのハンモック
などキャンプでハンモックを使うための情報を紹介していきます。
目次
ハンモックの基礎知識
ハンモックは(釣床、吊床)とも呼ばれ、室内では壁や柱、野外では木と木の間やなどに布や網目状の生地を吊るして寝たりくつろいだりする寝具の1つです。船の揺れや傾きでも水平を保っていられるので船舶を中心に広く普及しました。しかし、技術の進歩で船は水平に保たれるようになり次第に寝室もハンモックからベッドに変わっていきました。
キャンプシーンでは立木を利用したり優しい揺れを楽しんだり、携帯性も優れていることから人気が出てきています。
ハンモックの種類
ハンモックはまず1人用(シングル)と2人用(ダブル)があり、ハンモックには大きく分けて
- 立木間に吊るすタイプ
- 自立するタイプ
の2種類あります。よく見るハンモックは立木間に設置するタイプのハンモックが多いと思いますが、現在ではハンモック専用のフレームを使ってどこでもハンモックを使用できる自立式のタイプも普及しています。
その他には、2種類のハンモックの中で前後に棒を張ってある「バーハンモック」や真上から1か所で吊るす天秤型の「ハンモックチェア」などがあります。
ハンモックの生地
ハンモックの生地には、
- ナイロン、ポリエステル、パラシュート生地(以下ナイロン生地)
- コットン生地
などがあり、それぞれの特徴は
ナイロン生地
- 軽量、収納サイズが小さい
- 汚れに強く、速乾性がある
- コットン生地と比べて通気性、肌触りが劣る
コットン生地
- 肌触りが良いので寝心地も良い
- ナイロン生地と比べて収納性が悪い(かさばる&重い)
- ナイロン生地と比べて汚れが落ちにくい&乾きにくい
となっています。
lantern talk







ポイント
ハンモックの生地やタイプは使う人の好みなので自身に合ったハンモックを見つけてみましょう。
ハンモックの良い点は?
収納サイズ小さいので持ち運びが簡単
立木間に吊るすタイプのハンモックは、骨組みや太い棒がなくコンパクトで持ち運びも簡単です。荷物を少なくしたいライダーやソロキャンパーがハンモックにする理由はこんなところにあります。
費用を抑えられる
ハンモックがあれば、寝るときに敷くマットやコット(簡易ベッド)も買わなくて済みます。値段も3000円~からあるのでとてもお買い得です。
底冷えを回避できる
地面から浮いた状態なので、就寝時は地面からの底冷えを防ぐことができ防寒対策になります。
もう一つの防寒対策としてハンモックにはアンダーブランケットがあります。
こちら👇がアンダーブランケット
アンダーブランケットは、ハンモックの外から毛布を掛けるようなイメージです。寒冷地ではアンダーブランケットがあると寝心地が良くなります。
ハンモックの注意点は?
吊るせる場所がなかったら使えない
自立式はどこでも設置できますが、立木間に吊るすタイプは木がないと吊るせないので林間のキャンプ場を選びましょう。
落下による怪我に注意
ハンモックは、乗る時や降りるときにバランスを崩して回転してしまったり、落下して怪我をする危険があるので注意しましょう。
ハンモックの設置方法
木と木の間に吊るすタイプ
初めての方は場所選びや設置方法が難しいと思うかもしれませんが、最初だけなので安心して挑戦してみましょう。
最近のハンモックは紐を簡単に調節できるようにループ状のロープを使用しているメーカーもたくさんあり、とても簡単に設置できるような工夫がされています。
なので木の取り付けに失敗してもやり直しも簡単なのでたくさん試してみましょう。
設置方法は6ステップ
-
- 5mくらいの間隔がある立木を見つける(ハンモックから降りるときや落下したとき怪我をしないように斜面や地面が固いところは避けるようにしましょう)
- 木を傷めないようにロープを設置する位置の木部を保護する(保護する布をツリーウェアとも呼びます)
- 両サイドを目の高さ(160cmくらい)の位置にロープを設置する
- 吊るし具合を軽く座りながら確認する(イスの高さくらいがちょうど良い)
- 緩めに設置すると座った時にハンモックが地面について汚れてしまうかもしれないので最初はきつめに設置しましょう。
- 長かったり、短かったりしたら両方同じ長さで調整する(片方だけで調整しない)
自立するタイプ
自立するタイプは、木がない場合でも専用のフレームを使用するのでどこでもハンモックを使えます。しかし、専用のフレームがけっこう大きいので多めに場所をとっておきましょう。
ココに注意
自立式のハンモックは大きいものだと、幅が約3メートル×高さは約1,2メートルになります。小さなテントには入らない場合があるので事前に使う場所をイメージしたり、テントのサイズを測ってみましょう。
おすすめのハンモックは?
家族でハンモックを使いたい
このハンモックは、ナイロンやポリエステルよりも丈夫なパラシュート生地を使用しています。2人用なので子供と一緒にハンモックの中で遊んだりもできます。
肌触りの良いコットン生地
とても肌触りが良くて快適です。オーガニックコットン生地で高級感もあり、清潔感もあるのでとても気に入っています。見た目が綺麗なので室内でも使用しています。野外で使用するときは汚れると目立つので注意して下さい。夜から朝にかけて出しっぱなしにしておくと露や湿気を吸ってしまうので注意しましょう。
雨にも対応できるタープ付き
ハンモックを寝具として使う方は雨が降ったときの為にタープも一緒に用意しましょう。
自立式&バーハンモック
頭と足の部分に棒が付いているのを「バーハンモック」と呼びます。棒があることで寝たときに通常の ハンモックと比べて萎む幅が小さくなるので開放的な寝心地になります。
これがあると便利
ハンモックの設置が超簡単になるロープ
このストラップはハンモックの吊り下げ部分がループ状になっているので高さ調整がとても簡単です。木に縛るのも簡単なのでハンモックの設置に不安がある方は1つ持っておくと安心です。
ループ状のロープは、その他にも洗濯物を乾かしたりキャンプ道具を吊るしたりと活躍の場がたくさんあるので複数あっても助かります。
ハンモックにあらかじめセットで入っている可能性もあるので注意して下さい。
無くしやすいので予備を
ハンモックの他にもキャンプでは何かと役に立ってくれるので多めに持っておきましょう。
(まとめ)キャンプでハンモックを使ってみたい方へ、設置方法と注意点を詳しく解説。
以上の記事をまとめると、
- ハンモックは立木に吊り下げるタイプと自立するタイプの2種類ある
- ハンモックは1人用と2人用がある。
- ハンモックの良い点はコンパクト&便利で簡単
- ハンモックの悪い点は吊るすタイプは立木がないと✖
- おすすめのハンモック&道具は6つ
です。ハンモックを使って楽しいキャンプ時間を過ごしてください。
読んでいただいてありがとうございました。