本記事は、スノーピークIGT(アイアングリルテーブル)の連結テーブルを作ってみたい方に向けた内容になっています。
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スノーピークIGTとは?
キャンプメーカー大手のスノーピーク社が作ったキャンプ用カスタマイズテーブルです。一般のキャンプテーブルとの違いは、「フレーム、天板、脚、連結材」などが全てバラ売りになっていて、自分好みに合わせたカスタマイズができるところにあります。
本記事では、その連結用のテーブルをさらに自分の好みの素材やサイズで自作してみました。
(別記事では、天板の自作もしています。気になる方はこちらの【キャンプDIY】スノピIGT天板の作り方や材料など詳しく解説します。からどうぞ)
こちらがスノーピークのIGT(フレームのみ)です👇。これに別売りの天板や脚を購入してカスタマイズしていきます。
(ちなみに私はフレームはLサイズ、天板は全て自作、脚は400mmサイズを2セット(4本)購入しました)
目次
必要な工具と材料
まずは、連結テーブルを作るための道具の一覧です👇
- インパクトドライバー
- 木工用錐(きり)
- テーブルの材料
それでは1つずつ紹介してから実際の作り方を解説します。
インパクトドライバー
持ってない方は1つ持っておきましょう。とても便利です👇
日曜大工さんくらいの作業量なら1.5Aのこちらで十分です。(私は5年以上使っていますが未だに現役です)
木工用の錐(きり)
- 5mmと7mmの錐(インパクトドライバーにつけられる用だと便利👇)
材料
次にIGT連結テーブル用の材料を紹介します。
天板
- 長さ900×幅400×厚み18mmのパイン材1枚(ホームセンターで2000円くらい)
- 全ネジ×4本
- 大折れボルト×2本
- 鬼目ナット×(お折れボルト用6本、脚の連結用4本)
脚
- 丸棒24mm×長さ約400mm×4本(長さについては、IGTと並べてみてキャップの厚み分などを測ってから切って調節しましょう)
- 鬼目ナット×4本
トータルの費用は約5000円でした。
鬼目ナットには何種類かありまして本記事で使用するのは(ツバ無し)👇と

鬼目ナット(ツバ付)です👇

2つの違いを簡単に説明すると、「ツバ付の方が耐久性があって抜けにくい」です。
ツバ無しはトゲの返しが付いているだけなのでボルトごと強く引っ張ると抜けてしまいます。
一方、ツバ付はビスのようにねじ込むので抜けにくくなっています。
用途によって使い分けましょう。
(今回のテーブルでは、連結ボルト鬼目ナットはあまり負荷がかからないのでツバ無し、脚の鬼目ナットは負荷がかかるのでツバ付と使い分けてみました)
ツバ付は六角ボルト用のビットでねじ込みます👇
作り方を解説
それでは作り方を解説します。
本記事で自作する連結用テーブルはスノーピークでも販売されている「マルチファンクションテーブル」を参考にしました👇
天板「IGTの連結部分」の作り方
連結部分とはココです👇
(出典 アマゾン公式サイトより)
使用する材料はこちら
- 木工用錐5mm
- 鬼目ナット5mm用
- 大折れボルト
使用する材料はこちら👇
右が大折れボルト、左が鬼目ナット(ツバ無)です(抜けそうで心配な方はツバ付を使用してください。私も加工後に1度抜けましたので…)
まず5mmの鬼目ナットの下穴を5mmの錐であけたらナットの抜け防止にボンドを少し入れます。
次に玄能(トンカチ)で打ち込みます👇
あとは、大折れボルトをねじこんで出来上がり。
作業時間は2分くらいです。
次にIGTの穴に合わせてはめ込みます。(👇はIGTの本体)
ちなみに大折れボルトのスパン(ボルトとボルトの間)は293mmで穴をあければピッタリでした。
天板「脚の連結部分」の作り方
次に脚の作り方を紹介します。
脚を4本用意します。太さは好みですが、私は24mmにしました。
24mmにした理由は、軽量で安かったのと24mmサイズのキャップが売っていたからです。(黒いのがキャップ)せっかく自作しているので軽量&コンパクトの限界に挑戦してます。
次に脚のてっぺんに鬼目ナット用の下穴をあけます。下穴用錐は7~8mmが良いと思います。錐が大きいとネジが効かないし、小さいと木が割れてしまいます。
次に掘る深さですが、あまり深く掘ってしまうと差し込む全ネジが入りすぎてしまうのでこのように掘る深さまで目印👇をつけて穴をあけます。
(黄色のテープの幅は天板と同じ寸法なので黄色の目印の手前まで掘ればちょうど良い深さになります)
深さを黄色のテープの手前で止めます👇
次に、鬼目ナット(ツバ付)をねじ込みます👇
一気にねじ込むと割れるかもしれないのでゆっくりねじ込みましょう
指で触って出っ張りが気にならないくらい入っていればでOKです。
次に全ネジを差し込んで、ボンドが乾いたら終わり。
後は天板につけるだけ👇
私は、連結部分の穴を4か所(293mm間隔)あけたのでL型やT形のテーブルになりました👇
好みのサイズで作ってみよう
本記事では、ホームセンターで販売している規格サイズ(400×900×18mm)がスノーピークIGTとサイズがほぼ同じだったので作りましたが、連結用のナットの位置があっていれば板の寸法は好きなサイズで作れます。
注意ポイント
テーブルの材質に注意!
パーチクルボードのようなチップを集成した木材は鬼目ナットが効きにくいので注意しましょう。
まとめ)【キャンプDIY】スノピIGTの連結テーブルをDIY。材料から加工まで詳しく解説
以上をまとめると、スノーピークIGTの
- 連結テーブルは「自作できる」
- 連結テーブルは「作るのが簡単」
- 連結テーブルの「予算は5000円くらい」
です。みなさんもIGTの連結テーブルをDIYしてみましょう。
読んでいただいてありがとうございました。