さっそく結論を伝えます。私の主観ですがメスティンは
- ソロキャンパー向け
- 料理を楽にしたい人向け
のキャンプ道具だと思います。どうしてそう思ったのかを使ってみた感想も一緒に解説します。
目次
メスティンとは?
まずはメスティンの豆知識。
簡単に言うと「飯ごう」です。メスティンは軽い素材と火力の弱くても炊飯できるように熱伝導率の良いアルミ素材を使用している特徴などからキャンパーの人気を集めています。
そもそもメスティンとは「食事+缶」の意味で、本来は戦争で兵士が食料を携行したり配給を受けるときの器として使用していたもので非常時には調理器具やバケツとしても使われたそうです。メスティンをググるとトランギアという会社名が出てきますがトランギアがメスティンで有名な理由は、飯ごうは元々のサイズはとても大きくて(米4合炊けるサイズ)使いづらいのですがトランギアの作っている角型メスティンが1人用の飯ごうとしてサイズがちょうど良いのと角型がスタッキング性にも優れていることからソロキャンパーの間で人気になったものと思われます。ちなみにメスティンを使った調理は日本独特のもので諸外国では湯せん以外ほとんど使わないそうです。たしかに焦げつきやすいので湯せんでしか使いたくない気持ちもわかります。
メスティンは「見た目が地味だけど…」
メスティンを使ってみた率直な感想は「アルミの箱」で地味なお弁当箱のようです。それと比べてダッチオーブンやスキレットは見た目にも重厚感がありインパクトもあります。なのでメスティンは大人数で集まったキャンプの大皿料理やオシャレ料理には見た目でかなわないので1人分だけ作るソロキャンパーに向いているのかなと思いました。(メスティンをテーブルに羅列してもちょっと違う感じもするし…)
一方で、メスティンはご飯が炊ければそのまま皿に移さないで食べれるしフタがおかず皿の代わりになる利便性もあります。ご飯が残ってしまったらフタをして冷えているクーラーボックスに入れれば保存ができます。調理から食べ終わりまでメスティン1台で完結することもできて後片付けがとても簡単なので料理を楽にしたい人にも向いていると思いました。
この2つの理由からメスティンは「ソロキャンパー」と「料理を楽にしたい人」に向いていると思うのです。
メスティンはこんな人にも
- ゴージャスなキャンプ料理を準備するのがしんどくなってきた…
- 見た目にこだわって頑張ってたけど疲れた…
そんな方にも1度メスティンを使ってみることをおすすめします。
メスティンの良いところ
そんな見た目が地味なメスティンにはキャンパーに愛され続ける3つの理由があります。
「荷物の軽量化」に最適
メスティンはとにかく「軽くて小さい」です。メスティンに慣れると他の道具がやたら重く感じます。メスティンが小さいのでバーナーやコンロも同じく小さくできるのと、器や鍋やフライパンも減らせるので荷物を減らしたい方におすすめです。
つまりメスティンは、荷物の軽量化に最適なのです。
メスティンとセットのおすすめバーナーはこれ👇
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料理の幅が広い
メスティンは直火OKです。熱伝導率の高いアルミニウムを使用しているので火力の弱いアルコールバーナーなどでも炊飯ができます。炊飯の他にもメスティンは底が深いのでスープ料理もできるし、専用の網を一緒に購入すれば蒸し料理や燻製料理もできます。
つまりメスティンは、料理の幅がとても広いのです。
料理の幅が広がる専用の網はコレ👇
👆網のサイズを間違えないようにメスティン本体と網のセットを買うと良いと思います。
メスティンの調理で気をつけること
メスティンは熱伝導率が高く焦げやすいので注意が必要です。油多めor弱火調理などで焦げ付きを防ぎましょう。
焦げつきを防ぐシーズニングの方法は「メスティンを買ったら「バリ取り」と「シーズニング」をしよう」の記事を参考にしてみて下さい。
高いスタッキング性(重ねられる)
スタッキングとは?
食器や道具を積み重ねてコンパクトに収納すること
メスティンの楽しみの1つに「スタッキングを試行錯誤する」楽しみがあります。メスティンは底の深い四角い形をしているのでスタッキングがとてもしやすいのと、フタを完全に締めなくても良いので収納が出っ張ってもゴムバンドで締める融通が利くところも魅力の1つです。いろいろ試行錯誤してオリジナルの収納に挑戦してみましょう。(ちなみに私はマグカップを2つ収納しています)
まとめ)メスティンは「どんなキャンパー向け?」見た目が地味でも愛され続ける3つの理由
以上をまとめると、
- メスティンは「見た目が地味」
- メスティンは「荷物の軽量化に最適」
- メスティンは「料理の幅が広がる」
- メスティンは「高いスタッキング性」
です。
メスティンは見た目は地味ですがキャンプ場での機能性や実用性はかなり高いのでおすすめの道具です。
メスティンを使ったことがない方は1度試してみましょう。
読んでいただいてありがとうございました。