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キャンプのガス缶「OD缶」と「CB缶」の違いって何?知らないと損する豆知識

キャンプ場の風景

本記事はキャンプやアウトドアで使用するガス缶について書いています。

ガス缶は「ガスカートリッジ」が正式名称のようですが、ガス缶のほうが馴染みがあるので本記事では呼び方をガス缶で統一しています。

 

アウトドア用品【L-Breath】

 

目次

ガス缶には2種類ある

キャンプでホットコーヒー

ガス缶には大きく分けて2種類あります。自宅の鍋パーティーなどに使うカセットコンロのガス缶「CB缶」と、キャンプなどで使用する「OD缶」です。

ちなみにCBは、C(カセット)B(ボンベ)の略で、ODはO(アウト)D(ドア)の略です。

こちらが一般的なCB缶👇


こちらがOD缶 👇


CB缶とOD缶は差込口のタイプが違いますが、差込口を変換でのきるアダプターもあります👇


2つの違いは「使う場所の気温」

カセットコンロで料理

CB缶とOD缶、この2つの大きな違いは「使う場所の気温」です。通常のCB缶は気温が低い(10℃を下回る)場所で使うとブタンガスの特性によりガスが気化しないため火力が不安定になったり火がつきにくくなるなどの現象が起こりますが、OD缶はブタンガスの成分が異なるので気温が下がった時でも火力が安定しているのと、10℃以下の寒い場所でも使える「寒冷地仕様」のOD缶があります。

 

OD缶の寒冷地仕様について

寒冷地仕様のOD缶はキャンプメーカーによってそれぞれわかりやすい名前で区別しています。特徴はシンプルに名前がすごい方が寒冷地仕様で値段も少し高いです。

例えばスノーピークの「銀」と「金」

こちらが銀の「イソ」👇

 

こちらが金の「プロイソ」👇

「イソ」って名前に疑問が残りそうですが、通常のCB缶は「ブタン」を使用しているのに対して、OD缶のガスは「イソブタン」と呼ばれるガスを使用しているからこんな名前なんだと思います。と、こんな感じでコールマンは「レギュラー」と「スーパー」、プリムスは「ノーマル」と「ハイパワー」とタフな名前をつけることで違いを分けています。ユーザーからすると統一して欲しいところもありますが、事情があるんだと思います…。

SOTOとユニフレームについては、OD缶の他にも寒冷地用のCB缶もあります👇

ユニフレームとソトはCB缶専用のランタンがあります。CB缶のランタンは収納するとコンパクトになりグローブ(ガラス部分)が保護されるので持ち運びがとても楽です👇


CB缶専用のランタン収納性の他にも点火が簡単なのでランタン初心者の方にもおすすめです。


 

OD缶のサイズについて

OD缶にはそれぞれサイズがあります。数字が大きさが容量が多さとなっています。

こちらはプリムスのガスカートリッジ。大きさが110、250、500と3種類あります👇

 

レギュラーの110👇

レギュラーの250👇

スーパーの500👇

 OD缶は使う器具によって使い分けましょう。



 

ガス缶に合わせる道具は自由。でも…。

ガスバーナーで料理

キャンプ道具に合わせるガス缶は基本的にはCB缶、OD缶、サイズどれを選んでもOKですが、ここでは組み合わせの例を挙げるので参考にしてみて下さい。

グリルスタンドに入らない

低めのグリルスタンドを使用する場合、OD缶500サイズを使用すると下に入らないかもしれないので気をつけましょう。

例えばこのグリルスタンド👇

画像を見てわかるように250サイズを使用でスタンドとの距離がギリギリなので500サイズを使うのはかなり厳しいです。

 

 

ランタンを目立たせるために

コールマンのルミエールランタンは小さいサイズのOD缶をおすすめします。理由はCB缶では転倒の恐れがあるのと、グローブ(ガラスの部分)のラインがとてもオシャレなのでガス缶が目立たないようにするためです👇

 

ガス缶が小さいと1日持たない

例えばコールマンのノーススターを使用した場合、250サイズのOD缶だと2~4時間くらいで燃料がなくなってしまいます。なので燃料を多く消費するランタン500サイズの使用をおすすめします👇

 

ガス缶の燃焼時間は?

焚き火の前でゆっくり

ガス缶の燃焼時間は火力にもよりますが、ザックリでいうと強火で使った場合はCB缶1本約1時間OD缶は「250サイズは約1時間」の感覚で私は計算しています。残量は缶を振って確認もできます。ガス缶はどこにでも売っているものではない(とくにOD缶)のでキャンプ場でガス欠にならないように常備2個は持っておきましょう。

ガス缶は値段も違う

キャンプ場のテント

CB缶は一般的には1本100円くらいですが、OD缶は250サイズで500~700円くらいします。ガス缶は消耗品なのでこのコストの差はけっこう大きいです。なので、例えば気温の高い昼から夕方にかけてはCB缶を使い、気温の下がる夜中や朝にはOD缶を使うなどシーンによって使い分けると上手な節約ができると思います。

 

万が一のため、メーカーを統一しよう

高い所から景色を眺める

ガス器具やガス缶のメーカー側はどこも「器具とガス缶はメーカーを統一して使用してください」と注意書きをしています。なので安全のためメーカーを統一して購入するのが良いと思います(揃える前に気づけばよかった…)。なのでこれからキャンプ道具を揃える方はメーカーを統一して購入した方が無難かと思います。

CB缶で有名なイワタニもガスバーナーを扱っているので統一してみましょう👇


ガス缶はまとめ買いをしておきましょう👇


これがあると火おこしが楽にできます👇


 

炙り料理など火力の調整したいなら👇


まとめ)キャンプのガス缶「OD缶」と「CB缶」の違いって何?知らないと損する豆知識

以上をまとめると、

  • ガス缶には2種類ある
  • ガス缶2つの違いは「使う場所の気温」
  • ガス缶には「寒冷地仕様」がある
  • ガス缶の燃焼時間はどちらも約1時間
  • ガス缶は値段の差がある
  • 安全のためにメーカーを統一

です。ガス缶の知識を覚えて楽しいキャンプ時間を送りましょう。

 

読んでいただいてありがとうございました。



  • この記事を書いた人

ケラ

とくに何もない人。何かが人より秀でているとか自慢できるスキルがあるとか羨ましがるキャリアがあるとかが何もない人。時折キャンプに行ってます。料理を作るのが好きです。

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