本記事は、ダッチオーブンの購入を検討している方に向けた記事となっています。
結論から申し上げますと、私はキャンプを続けていくうちに「ダッチオーブンを購入して失敗したかな…」と感じるようになったので、これからダッチオーブンを購入しようと考えている方が私と同じ失敗をしないためにダッチオーブンを買ってから感じたメリット・デメリットなどを解説します。
皆さまのキャンプライフの参考になっていただければ幸いです。
目次
ダッチオーブンのメリットとは?
万能の調理器具
ダッチオーブンは煮込み料理はもちろん、オーブン料理、焼き料理、燻製、炊飯に加えてパンも焼くことも可能なのでまさに万能調理器具です。ダッチオーブン1台あればキャンプ場でキャンプ場で困ることなし。そしてダッチオーブンは料理が冷めにくいこともメリットの一つ。焚き火やガスなど燃料が限られているキャンプで料理が冷めにくく保温性に優れているダッチオーブンはでとても便利です。
そしてダッチオーブンはとにかく頑丈なので簡単には割れたり歪んだりしません。耐久性も高く50年以上使用することも可能なのでダッチオーブンは1台買えば一生ものの道具になります。
さらに、現代のダッチオーブンはIH対応しているものもあり、自宅のクッキングヒーターでも使用できます。
こちらは私も購入したIH対応しているスノーピークのダッチオーブン。他にもシーズニング不要・スキレットもついているのでまさに万能ギア👇
シーズニングとは?
シーズニングとは、ダッチオーブンを料理に使う前にコーティングされている錆止め材を落としてダッチオーブンを使える状態にする作業です。この作業が面倒に感じる方も多いと思いますが、現在のダッチオーブンはシーズニング不要のものもあるので購入時に必ず確認しましょう(スノーピークのダッチオーブンはシーズニング不要です)。
ダッチオーブンのデメリットは?
ダッチオーブンは機能が充実している反面、致命的にも感じるデメリットもあります。
重い・デカい
分厚い鉄でできているので、とにかく重い。丸い形状のダッチオーブンは収納性にも難があるので、荷物を軽くしたい・少なくしたいキャンパーには不向きと言えるでしょう。
メンテナンスが面倒くさい
鉄製のダッチオーブンは長期間放置すると錆びることがあります。錆はタワシで擦れば落ちますが、この手間が面倒に感じてしまう事があります。その他にも湿った場所に置いとくとダッチオーブンにカビが生えることもあります。保管時には湿気の多い場所は避け、ダッチオーブンの中に新聞紙を入れるなど湿気を防ぐ対策をしておく必要があります。
このようにダッチオーブンは普段使っているフライパンや鍋と比べても手間がかかるのでメンテナンスを面倒に感じてしまうかもしれません。
私はスノーピークのダッチオーブン(26cm)を購入しましたが3人で26cmは大きすぎたので「小さいサイズのダッチオーブンを買えばよかったなぁ…」と少し後悔しています。小さいダッチオーブンならコンパクトに収納できるし、スキレットも付いてるし…👇
この小さいダッチオーブンなら以下の3種類買っても26cmのダッチオーブンとほぼ同じ値段です👇
どうして間違った買い物をしたのか?
そもそも私が間違ったダッチオーブンの買い方をしてしまった理由を考えてみると、
- 初めてキャンプ道具だったので揃えるときについでに買ってしまった
- 「キャンプといえばダッチオーブンだろう」の先入観
- 先入観が先行してキャンプ料理のスタイルを考えずに買ってしまった
- 高額だったけど「ショッピングローンを組むから…」と気持ちが大きくなってしまった
- 気持ちが高揚して他のギアと値段の比較をしなかった
- そっして後々に遭遇するメンテナンスの手間を考えなかった
などなど恥ずかしいところばかりです…皆さんも気をつけましょう。
大事なのは「すぐに買わないこと」
ダッチオーブンを買う前に大事なのは「すぐに買わないこと」。ダッチオーブンを買う前にとりあえず2~3回キャンプをやってみて自分のキャンプ料理に合ったサイズのダッチオーブンを選ぶのが一番お得な買い物になると思います。
キャンプ道具の値段を比べて見るとダッチオーブンは値段の高いギアの一つ。そのお金があれば他に揃えるべきギアがあるかもしれません。
「ダッチオーブンを買わなければタープも買えたなぁ…」なんて考えてしまいました👇
「憧れだったナンガのシュラフも買えたなぁ…。」なんて👇
ココに注意
買ってからの後悔はしたくないもの。とくに高額なギアは慎重に選ぶべきです☝
まず買うべきはクッカーセット
とはいえ調理道具がないと料理ができないのでダッチオーブンを買う前にまず用意するべきは「クッカーセット」です。軽量・コンパクト・コスパも良いのでとりあえず持っておいても損はないギア
ココがおすすめ
クッカーセットは使える幅が広く、鍋やフライパンの他にも、やかん・皿・器としても使えます。とくに1台で2役も3役もするクッカーセットは断水された災害時でも食器を洗う回数が少なくなったのでとても役に立ちました。
私が思う「今ならどのダッチオーブンを買う?」
そんなダッチオーブンの購入に失敗した私が今思う「もう一度ダッチオーブンを買うなら?」は、
- 3人なので大きなダッチオーブンは要らない
- 大きさよりも軽さや収納性重視
- メンテナンスはずぼらで◎にしたい
- 値段もお手頃にしたい
という基準ができたので以下を選びました👇👇👇
ステンレス製ダッチオーブン
まずはお手入れの手間を減らしたいならステンレス製のダッチオーブンを選ぶべきです。シーズニング不要のステンレス製ダッチオーブンはずぼらキャンパーにかなりおすすめ👇
ソト(SOTO) ステンレスダッチオーブン」は10インチと8インチの2種類があり、鶏肉を1匹丸ごと入れたいなら10インチがおすすめ👇
1インチは何センチ?
1インチは2.54㎝なので10インチは約26cmです。
こちらが8インチ。10インチよりも一回り小さいので持ち運びが楽です👇
注意ポイント
2つは値段は変わらない!?
ソトのダッチオーブンは10インチと8インチの値段の差が約2000円とほぼ一緒です。なので大きい方を選びがちですが、大きさで言うと10インチの方が6cm大きく、重さは約1kg重くなります。この差が意外と大きく使っていると形の丸いダッチオーブンは収納が邪魔になったり棚に収まらなくなったりと不便が出てきてしまいます。なので収納性・携帯性を重視するなら8インチを購入するべきです☝
ちなみに8インチのダッチオーブンなら「TSBBQ ライトステンレス ダッチオーブン」もあります。
重さはソトの3.5kg比べ、TSBBQは2.76kgとかなり軽量。価格も安いし、刃物や金属加工で日本一有名な新潟県三条燕産です👇
こちらは6インチ(約15cm)のタイプ。重さも1.67kgとさらに軽量化されています。荷物の軽量化で必死な3人キャンパーの私が今買いたいと思うのはこのダッチオーブン👇
「極SONSシリーズ」は見逃せない
新しいダッチオーブンスタイルで注目なのが極SONSシリーズの「ココパン」。ココパンの特徴を一覧にすると以下の通り👇
- 安心の日本製
- 鉄製なので丈夫
- 表面を特殊熱処理仕上げ(窒素鉄仕上げ)なので薄くて軽い
- お手入れも簡単
- 空焚き不要(鉄鍋でよくあるシーズニング)
- オール熱源対応(もちろんIHも)
- 取っ手が外れるので重ねて収納できる
- そのままテーブルに置ける
その中でもキャンプで最大の魅力になるのが取っ手が外せること。邪魔になりがちな取っ手部分が取り外しできるので収納がとても便利です。料理が出来上がったらそのままテーブルに置けるのも◎。
予算の都合でキャンプ用を買えないなら自宅用に買ってそのままキャンプ場に持って行くのも◎。
ココパンオーブンセットの蓋はフライパンとしても使えて一台二役(ちなみに鍋は20cm、蓋のフライパンはモーニングの21cmです)👇
ココパンシリーズは鍋だけでなくフライパンの種類もとにかく豊富なので自分のキャンプスタイルに合った鍋を選べます👇
こちらはココパンベーシック👇。たくさんあるココパンシリーズで迷ったらまずはベーシックにしてみるべき。焼くのも炒めるのもこれ一台あれば大丈夫。サイズも16~28cmと7サイズあるのでソロキャンプからグループキャンプまで幅広く対応可能です(取っ手を買うのを忘れずに)👇
こちらはココパンモーニング👇。サイズは21・23・26cmとあります。フライパンの縁が浅いのでソーセージや目玉焼きを焼いたらそのままテーブルで食べられます👇
ココパングリル👇はサイズがS・M・Lと3種類あり四角い形はキャンプでも利便性抜群。自宅の魚焼きグリルやトースターにも入れられます👇
ココパンプレミア👇は板厚がベーシックと比べて2倍の厚み(3.2mm)なのでステーキやローストビーフに最適👇
~ lanterntalk~






まとめ)【キャンプ料理】損をするかも!?買う前に知っておきたいダッチオーブンの豆知識
以上をまとめると、
- ダッチオーブンは「一生ものの道具」
- でもダッチオーブンは「重くてデカい」
- なのでダッチオーブンは「キャンプをしてからサイズを検討するべき」
- おすすめのダッチオーブンは「3つ」
- 注目は極SONSシリーズの「ココパン」
です。キャンプスタイルに合ったダッチオーブンを選んで楽しいキャンプ時間を過ごしてください。
読んでいただいてありがとうございました。