本記事では、キャンプ用ストーブで「石油ストーブ」「薪ストーブ」「ガスストーブ」のどれにすればいいか迷っている方に向けて3つのストーブを比較した内容になっているのでよかったら参考にしてみてください。
まず先に比較した結論を伝えますと、
ソロキャンパーは
目次
ガスストーブ
デュオ(二人)キャンパーは
ガスストーブor薪ストーブ
ファミリーキャンパーは
石油ストーブor薪ストーブ
となりました。
詳しく解説します。
キャンプ・釣り・登山・アウトドア用品専門買取【JUST BUY】
キャンプ用ストーブの本体価格を比較
まずは3つのストーブの本体価格を比較してみましょう。
石油ストーブの価格は?
人気のある石油ストーブを選んでみたらどれも25000~50000円の値段が多くなかなか高額な道具であることがわかりました。そしてサイズも大きく重たいので収納力のある車が必要になります。
アルパカの石油ストーブ👇
スノーピークの石油ストーブ👇
トヨトミの石油ストーブ👇
メモ
この他に灯油缶や専用カバーも購入するとなかなかの金額になってしまいますね。では次に薪ストーブを見てみましょう。
薪ストーブの価格は?
薪ストーブの価格は値段の幅が広いので値段がお手ごろ薪ストーブと高級薪ストーブを抜粋してみました。
お手ごろ薪ストーブといえば、
ホンマ製作所の薪ストーブ👇
ホンマ製作所の薪ストーブはホームセンターでも販売されているので現物を手にとってサイズ感などを確かめてみるのも良いと思います。
高級薪ストーブといえば、
Deelightのワークタフ・ストーブ👇
中間のストーブなら、
キャプテンスタッグの角型ストーブ👇
メモ
薪ストーブは値段が安いものも多く簡単に始められるのでストーブデビューしたい方には向いていると感じました。では最後にガスストーブを見てみましょう。
ガスストーブの価格は?
ガスストーブはコンパクトなものから石油ストーブ並みくらい大きなものまでたくさんの種類があります。つまり他のストーブとの違いは、使用人数でサイズを選べるのでちょうど良いサイズのストーブが手に入ります。
一番小さいサイズはこれくらい👇
1~2人用はコンパクトで持ち運びも簡単👇
石油ストーブにも負けないスゴイのも👇
メモ
価格もサイズも細かく分かれているので自分のキャンプスタイルに合ったストーブを見つけられると思うので気になる方はチェックしてみてください。
ということで、ストーブの価格は
石油ストーブ
薪&ガスストーブ
の結果となりました。
次はストーブの燃費をそれぞれ比べてみましょう。
ストーブの燃費を比較
石油ストーブの燃費は?
石油ストーブの燃費は機種によっていろいろありますが、10台くらいのストーブを調べてみると平均で約4時間あたり約1リッターを消費する計算になったのでそれを基準とします。仮に14時にキャンプ場に到着してストーブを点火、夜の22時までの8時間で2リッター使うとすると、
1リッターあたりの灯油の平均価格が約90円とするとキャンプ場で灯油の燃費は1日約180円になります。
薪ストーブの燃費は?
一方で薪ストーブは薪が無料で手に入れば実質燃費は0円です。しかし薪を買うとなると1束約500~800円で1日1~2束は使います。
そうすると薪ストーブの燃費は1日約1000~1600円になります。
ガスストーブの燃費は?
ガスストーブはサイズによってガス缶1本あたりの燃費が分かれます。大型のガスストーブは連続で約3~4時間、小型のガスストーブは長いもので連続約10時間して使うことができます。ちなみに
(手のひらサイズ)ポータブルヒーターなら約8~10時間
(中型サイズ)イワタニのガスストーブ「マイ暖」は約3.5時間
(大型サイズ)センゴクアラジンのガスストーブ火力調節機能によりは約1.5~4.5時間
と、大きいサイズほど燃料を消費しやすくなっています。
最も燃費の良いのは?
燃費の結果は、薪がタダで手に入るなら薪ストーブが一番燃費が良いことがわかりました。しかしキャンプに行くたびに薪が使い放題のキャンプ場を探すのはちょっとたいへんな気もしますが、時々キャンプに行くようなスタイルだったり薪を買うお金の心配がない人には向いていると思います。
他の燃費については、石油ストーブも1日約180円なのでそんなに費用がかからないし、ガス缶も1本100~500円なので燃費だけでストーブを選ぶのは待った方がいいかなと感じました。
次にストーブの安全性について比べて見ましょう。
ストーブの安全性を比較
ストーブの安全性は?
最近の石油&ガスストーブはどれも安全装置や消火装置が充実しているものが多く安全性も高まっています。なかでも日本のガスメーカーを代表するイワタニの安全意識はほぼ最強👇
*イワタニの「マイ暖」安全装置一覧*
- 風が強い時に自動で消える「立ち消え安全装置」
- ガス缶が熱せられて爆発するのを防ぐ「圧力感知安全装置」
- 風で火が消えてしまったときに自動でガスを止める「立ち消え安全装置」
- テント内の酸素が少なくなったら自動で消える「不完全燃焼防止装置」
とくに四つめの「不完全燃焼防止装置」はキャンプで起きる事故の一つ「一酸化炭素中毒」を防ぐことにもつながるので安全性を高めたい方はイワタニさんのような安心安全の国内メーカーを購入することをおすすめします。一方で薪ストーブは原始的ともいえるとてもシンプルな構造になっていて、薪は足さなければ火は自然と消えますが、基本的には放っておけば火事の危険もあり目を離してはいけない道具なので近くに燃えるものがないように注意しましょう。
このように現代の冬キャンプは技術の進歩で快適に過ごせるようになりましたが、機械に頼りすぎるのはよくないので自身でも万が一に備えて危険対策をしておきましょう👇
その他で気づいたこと
ここでは上記の比較の他に気づいたことを書いておきます。
石油ストーブ
【使用前】 灯油の管理に気を遣う(こぼすと最悪、とくに車内)。
【使用中】 満タンなら給油は一日中しなくて良い(アルパカは3.7ℓ、スノーピークは4.9ℓ)。
【使用後】 後片付けが簡単。
その他の感想
- 本体重量が6~9kgとかなり重い。
- 灯油缶が必要。
- ストーブの専用カバーが必要。
- 車内でこぼれたとき用に受け皿もあった方がいいと思った。
薪ストーブ
【使用前】 組み立てや薪などの準備が多い。
【使用中】 火力が安定しない・火の番をしなければいけない(放っておくと消えてしまう)。
【使用後】 後片付け掃除、灰の処分の手間がかかる。
その他の感想
- 全体的に手間がかかる。
- 子供に火の世話を教えられる。
- ブッシュクラフト的キャンプ気分を味わえる。
- 薪の準備を楽しいと感じるかしんどいと感じるかで分かれる。
ガスストーブ
【使用前】準備が簡単。
【使用中】火力の弱さは感じるものの、移動も楽なので便利。
【使用後】後片付けが簡単。
その他の感想
- 他のストーブと比べると火力が弱く感じる。
- ガス缶の処理がある。
- ガスが気化しないような寒い場所だと使えない(寒冷地対策が必要)。
全体的な感想を比べると、手間をかけずに簡単に暖がとるならガスストーブ、手間を楽しむなら薪ストーブ、安定した火力なら石油ストーブと区別できるようになりました。
みなさんはどう感じましたか?
折り畳み収納ができるコンパクトなストーブは?
ストーブを持って行きたいけど車の中がいっぱい…そんなキャンパーにはストーブの携帯性&収納性が最も良いこちらの薪ストーブ👇
専用の煙突も超コンパクト👇
薪を現地で調達できればほぼ最強のストーブだと思います。携帯性を極めたい方向けのギア。
まとめ)【冬キャンプ】薪ストーブと灯油ストーブの価格や燃費を比較。おすすめは?
以上、3つのストーブを比較してみた結果、
ソロキャンパーは、ストーブや燃料の携帯性を考えて
ガスストーブ
2人キャンパーは小型を2個か中型をシェア
小型ガスストーブ2個or中型ガスストーブ
ファミリーキャンパーは安定&大きな火力の
石油ストーブor薪ストーブ
となりました。
冬キャンプは自分に合ったストーブを手に入れて暖かいキャンプ時間を過ごしてください。
読んでいただいてありがとうございました。