本記事では、スノーピークのIGT(アイアングリルテーブル)最適化のため自作でイワタニのガスコンロを埋め込んだ結果について書いています。
過去にもIGTのDIYは、
【キャンプDIY】スノピIGT天板の作り方や材料など詳しく解説します。
【キャンプDIY】スノピIGTに取り付けられるスパイスラックを作ってみた
などいろいろ作っているのでよかったら見て行ってください。
目次
スノーピークIGT自作でイワタニ埋め込み解説
キャンプの食事を快適にするためスノーピークのIGT(アイアングリルテーブル)にイワタニの炉ばた焼き器「炙りや」をカスタムしてみました。以前はテーブルの上で炙りやを使っていましたがどうも使いづらく「埋め込んだら使いやすくなるのになぁ…」とスノーピークのフラットバーナーを使いながら考えていました。
こちらが私も使っているスノーピークのフラットバーナー。とても使いやすいです👇
この炙りやをフラットバーナーみたいに埋め込むと…
こうなりました👇
イワタニの周りにあるアルミ天板が気になる方は👇
【キャンプDIY】スノピIGTのアルミ天板を1500円くらいで作ってみた
の記事をのぞいてみてください。それでは作り方の説明に移ります。
カスタムテーブルの材料は?
使用した材料を紹介します👇
- U型アルミフレーム(シルバー)
- U型アルミフレーム(ブラウン)
- L型アルミフレーム
- アルミ複合版(パンチング)
- 鍋ビスとナット(3×15mm各10個)
合計で2000円くらいでした。
こちらが材料のアルミフレームと複合版👇。複合版については別記事の「【手作りキャンプ】スノーピークIGTをカッコいいアルミ天板にしてみた」でも作り方を解説しているのでよかったらのぞいてみてください。
カスタムテーブルの作り方
それではカスタムテーブルの作り方を解説します。作業時間は約1時間です。
黒いフレームにぶつからないようにギリギリのところで取り付けるのがポイントです👇
次にもう一つのアルミフレーム(シルバー)をIGTに収まるサイズ(360mm)でカットします。そして炙りや本体のアルミフレーム(ブラウン)に引っ掛けてIGTに収めます👇
次に本体前後につけるカバーです。複合版を炙りや本体縦横のスキマのサイズから*アルミ取り付け分の厚みを差し引いた大きさで切断し、両サイドにL型アルミフレームを取り付けてネジで固定。最後にU型アルミフレーム(シルバー)を長さを測って切断してはめ込みます👇
*複合版の細かい寸法は取り付けの際に実寸を確認してみて下さい。(ちなみに私の場合は幅約80mmからアルミの厚みを-2mm引いた約78mm、長さが約300mmからスキマ分などを引いて約295mmでした)
裏側はこんな感じ👇
カバーとアルミフレームを取り付ける時は必ず引っかかるスキマ分のスペースをあけておきましょう👇
スキマを開けないとはめ込むときに浮いてしまいます👇
アルミフレームを取り付けるときはネジを入れる穴を錐(きり)で開けておきましょう👇
この錐👆はインパクトドライバーとチャックが合わないので「ドリルチャック」があると便利です👇
ドリルチャックが気になる方はチェックしてみてください👇
これで加工は終了です。では仕上がりを見てみましょう。
カスタムテーブルの仕上がりは?
仕上がりはこんな感じ👇
受け皿もちゃんと開きます👇
火力の調整もできます👇
最後にガス缶側のカバーをかぶせて完了。前回作った天板がピッタリでした👇
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使ってみた感想は?
完成後、実際に使ってみた感想です👇
- 高さがほぼフラットになったので使いやすい。
- テーブルが広くなった。
- 設置が簡単。
- 部品が少なくてコンパクトに収納できる。
- 材料費が思ったより安かった。
と一見、問題なく出来上がったように見えますが大きな難点がありました。それは片付けるときにコンロ本体を膝で下から蹴り上げてしまったときにアルミフレームの引っ掛ける部分が外れてしまって炙りやの本体が落下したことです👇。
アルミフレームは金具やボルトで固定してしまえばこの危険は無くなるのですが、収納性を考慮してあえて組み立て式の引っ掛ける方法にしたのがマイナスの結果になってしまいました。蹴り上げないように気をつけて使用すれば問題ないのですが、なかなか難しい課題が残りました。
もう一つは加工方法。採寸や切断などmm単位の精密な加工を求められるので慣れない人は作るのが難しいのかなと感じた。とくに前後のカバーはピッタリに作らないと炙りやにフィットしないのでその加減も難しいなと感じました。
今回の加工で重要視したのは仕上がったときの天板のフラット感とIGTとのフィット感。これを優先したので落下の危険が伴ってしまった。これも課題の一つ。一番良いのは金型とかで作るべきだと思うんだけど私は木材しか加工できないので、ガス周りに木材を使ったら燃える危険もありこればかりは金属に勝てません…。
このフラット感を出すために選べるアルミも限られた👇。ネジの頭がなんだかカッコ悪い。皿ネジにしようか迷ったけど強度に不安があったので。
これらの問題は金属加工できる工場に相談したらぜんぶ解決する気がしますねぇ…。
まとめ)キャンプテーブルを最適化。IGTとイワタニの合体したカスタムテーブルを作ってみた
以上をまとめると、
- キャンプテーブルは最適化できる。
- スノーピークのIGTとイワタニを合体できる。
- 使い心地は最高だけど…
- ぶつけるとコンロが落下する可能性がある。
- 改良は工場に相談するしかない!
です。みなさんのカスタムテーブル思考に少しでも役に立てれば幸いです。
読んでいただいてありがとうございました。
過去のIGT自作記事はこちら👇
スノーピークIGTの天板を自作してみた。作り方や必要な材料など詳しく解説
スノーピークIGTの「連結テーブル」を自作してみた。材料から加工まで詳しく解説
スノーピークIGTの天板を自作。今度はワイヤーラックを使ってポケット型に。
【手作りキャンプ】スノーピークIGTをカッコいいアルミ天板にしてみた