キャンプ DIY

【キャンプDIY】10秒で準備完了!?のコーヒーテーブルを作ってみた結果を報告。

2021年4月20日

出来上がったコーヒーテーブル 2

キャンプを続けていくと自分に合った道具が欲しくなってきます。

最近はコーヒー熱が再燃したのでズボラな私でもキャンプで簡単にコーヒーの準備ができるテーブルを作ってみます。

テーブルの名前は「キャンプでコーヒーが飲みたいけど準備がやたら面倒なので10秒でコーヒーを淹れたい人専用のずぼらテーブル」を略して「10CT」と名付けます。

先に完成したテーブルを見たい方はこちらの動画をご覧ください👇

それでは作り方を紹介します。

 

木材のオーダーカットなら【もくもくマーケット】

目次

面倒な準備をなくすために

まずキャンプでコーヒーを飲むためのステップは

  1. テーブルをセットする
  2. バーナーをセットしてお湯を沸かす
  3. コーヒーミルに豆を入れて挽く
  4. ドリッパーをセットしてお湯を注ぐ
  5. 完成
ですが、準備が多すぎ…」です。ハッキリ言って超めんどくさいです。キャンプは不便を楽しむ?いやいや自然の中でまったりを楽しむんです。無駄な時間と手間が惜しいのです。

なので道具を取り出す手間も省いた「最強ずぼらテーブル」を目標に作っていきたいと思います。

 

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キャンプテーブルはもちろんワンタッチ

今回はキャンプなので機能性を重視したいところです。テーブルは折り畳み式でしかも2枚天板のワンタッチ式に作ります。軽量化のためビスが効きやすいギリギリの天板の厚み13mmにします。大きさはガスバーナーのサイズから逆算して400×400にします。側板も13mm厚で統一。ホムセンで切断寸法を書いた紙を渡して切ってもらいます。

木材を切断する図面

 

ホムセンに頼むと1カット30~50円くらいで切ってもらえます。粉じんや後かたずけの手間が省かれるのでとても助かります。

切断後の木材

 

それでは切断した材料を組み立てていきます。

 

これが噂の松阪牛ダイヤモンドカット

 

バーナーは天板に埋め込み

お湯を沸かすときに使うガスバーナーは取り出すのが面倒なので片方の天板に埋め込みます。400×400mmのサイズで切断して天板を埋めます。

テーブル加工している風景

今回いろんなバーナーを比べましたが、スノーピークのフラットバーナーが機能性・薄さなど10CTにピッタリだったので選びました。

スノーピークのフラットバーナーはIGT(アイアングリルテーブル)という名のスノーピークが作ったカスタムテーブルのパーツになっています。とても人気なのでキャンプシーズンには品切れ値段の高騰に注意👇


 

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フラットバーナーの四方に穴を開けて👇

天板にガスバーナーを埋め込む 1

 

ボルトで固定します👇

天板にガスバーナーを埋め込む 2

 


バーナーの反対側にある天板は5mm厚のシナベニヤ2枚と2.5mmのベニヤを重ね張りします。中央にスキマを作るようにシナベニヤ→2.5ベニヤ→シナベニヤの順に重ね張りしていきます👇

テーブルの天板加工 1

 

そして真ん中に3mmのアルミ棒を差し込みます(棒の使い方は下記で説明します)👇

テーブルの天板加工 2

 

天板の脇は回転しやすいように角を丸く鉋がけしておきます(原寸を縮ぢめないように気をつけましょう)。👇

天板の脇を鉋がけする

 

天板の周りを側板で囲むように取り付けます。左側の天板は側板にアルミ棒が通る穴を開けると天板がクルクル回る仕組みになります👇

テーブルの天板加工 3

注意ポイント

今回使ったアルミ棒は中が空洞になっていて曲げたときに折れやすいのに気づきました。折れると板が落っこちる可能性があるので芯の入っている棒に変更するべきです。

側板テーブルの加工 

折れてしまった場合はビスを打ちこんで応急処置👇

アルミ棒にビスを打ちこむ

 

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脚は収納式に

脚は収納できるように作ります。天板の内寸を測ってから加工👇

テーブルの脚を加工 1

 

ネジを入れる木材の箇所にスペーサーを差し込んで動きをスムースにします(今回の加工では脚の厚みと同じ30mmを使用していますが、理想は側板までつながっているスペーサーの長さ(今回なら43mm)にするのが理想的だなぁと作ってて感じました)👇

補強金具

 

ちなみにボルトは使用中に抜ける可能性があるのでダブルナットにするか緩み防止剤を使いましょう👇


 

反対側の脚は差し込み式に

反対側の脚は折り畳み式にすると天板が回転しなくなってしまうので差し込み式で作ります👇

テーブルの脚を加工 2

 

ミゾが大きすぎると調整ができなくなってしまうのでキツキツくらい(側板の厚みピッタリ)で刻みます👇

木材にミゾを作る

 

差し込む長さを天板の深さギリギリにすると回転する天板が固定される仕組みになっています👇

テーブルの脚を加工 3

ポイント

差込が浅いとグラつきの原因になり、深すぎると天板軸のアルミ棒に負荷がかかってしまうので微妙な調整が必要になります。

 

ここで全体の仕上がりをザックリ。ここの時点である程度は水平をとっておきましょう👇

テーブルの全体像

参考

水平器はいろんなサイズがありますが150~200mmくらいがちょうどいいのかなぁと感じています。ちなみに私が使用しているのは230mmですが道具箱の中に収納するとちょっと邪魔です。かと言ってキーホルダーくらい小さい水平器は反りとか接地面の凸凹とかに影響されやすいので。

私は買い直すならこのサイズかなぁ👇

 

これが噂の松阪牛ダイヤモンドカット

 

小物は全て天板に据え付ける

コーヒーを淹れるのに使う小物(コーヒーミル・マグカップ・ケトル・ドリップホルダー)は全て天板に据え付けます。

こちらが私の考案したミルとケトルとマグカップをまとめたドリップホルダー。略して「ミケマド」👇

テーブルに小物を据え付ける 1

使用した小物一覧👇

コーヒーミル

デザインのシンプルさが良くて選びましたが、豆を入れる一番上のフタが少しハマりずらいデメリットがあります。あと取っ手の収納が少し邪魔なので「取っ手が折り畳めるタイプにすれば良かったなぁ」とも感じました👇

 

マグカップ

使用しているのはスノーピークのチタンマグですが、カップの縁がカリタのコーヒーポットのフタにフィットするものであればどんなマグでも大丈夫だと思います。

ちなみに今回使用したのはマグは直径が70Φのサイズです。スノーピークのチタンマグはサイズが3種類あるので購入前に確認してみましょう👇

コーヒーポット

なるべく幅の狭くて容量の大きいポットを選んだ結果、カリタのコーヒーポットにしました。ちなみにマグをフィットするためのフタの大きさは外寸で約80mmです。フタに合ったピッタリのマグを探してみるのも良いと思います。

コーヒーポットのフタの大きさ

 

これが噂の松阪牛ダイヤモンドカット


ドリップホルダーの加工は、ケトルの取っ手が当たる部分にミゾを入れ、ミルの方向へ差し込むようにケトルを固定しています

木材に溝を刻む

 

ドリップホルダーには固定用の穴が開いており天板に加工したダボに差し込めばドリップホルダーが固定されて安定感アップ。

こちらが収納時の状態。ダボ位置に差し込んでいるので落ちません👇

テーブルに小物を据え付ける 3

 

ダボは天板が回りやすいようになるべく中心に取り付けます。ボンドは使わずにクサビ打ちにしてみました。

ダボ加工する

 

ドリップホルダーの背面側と下部に同じ穴をあけます👇

ダボ加工の様子 1

ダボ加工の様子 2

注意ポイント

ダボの受け側の穴は大きすぎると回転の時に落下するので少しキツキツくらいにしましょう(私の場合、ダボが10Φなのでキリも10Φで穴開けた後に少しづつ穴を広げながら調整しました)

 

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ドリッパーは悩んだけど…

ドリッパーはろ紙を使うタイプペーパーレスタイプかで迷いました。ろ紙のタイプにするとドリッパーをホルダーに固定できますが、ろ紙の収納場所を作らなきゃいけないしセットしたりでコーヒーを淹れる手間が増える。かといってペーパーレスにすると入れ終わった豆を捨てるのにドリッパーを取り外し式にしないといけない。

迷いましたが、ペーパーレスタイプにして取り外し可能の加工をします。

こちらが今回選んだペーパーレスのドリッパー。陶器やセラミックと比べて加工しやすいとおもったのでステンレス製を選びました(ペーパーレスは使ったことがないので少し不安でしたが…)👇


ドリッパーの取り付けをするついでにドリップホルダー下部の板を再製作しました。作り直した理由はミルが振動で落っこちる可能性があったので底板が貫通していない加工をしました👇

ドリップホルダーを改造する 1

 

ドリッパーは淹れ終わった豆を捨てられるように取り外し可能の加工を👇

ドリップホルダーの改造 2

 

片側はボルトの頭を引っ掛けるようにして反対側はネジを埋め込みました👇

ドリップホルダーの改造 3 ドリップホルダーの改造 4

反省と課題

取り外し加工をしてみましたが、もっとスマートな方法があるような気がするので課題にしたいと思います。

 

これが噂の松阪牛ダイヤモンドカット

 

ガスカートリッジを固定する

ガスバーナーのガスカートリッジは側板に取り付けます。それと固定してしまうとぶつけたりして壊れるかもしれないので脱着式にします👇

カートリッジの付け根に21Φと10Φの3つ穴を作って差し込みます👇(ちなみに両サイド10Φの穴の位置を半径ではなく直径で墨をつけたのを忘れて穴がズレてしまいました💦)

カートリッジの取り付け 1

 

位置を考えずに穴を開けたら脚ギリギリになってしまいました。(あと2mmズレてたら最悪でした💦)

カートリッジの取り付け 2

 

紆余曲折ありましたが加工はこれで終了です👇

加工終了した全体像

 

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塗装は失敗...

全体のカラーはアンティーク風にしようと思い、オイルステインを使ってみましたがいろいろ失敗しました👇

オイルステイン

通常の塗料のようにベタベタに塗って乾かした結果、ベタベタに仕上がってしまいました👇

オイルステインを塗った木材

注意ポイント

このオイルステインは塗布してから2~3分後に乾拭きが必要なのですが、通常の油性塗料と同じ要領でやってしまい失敗しました。しかも塗りすぎた塗料をペーパーで落としましたが、ペーパーの目がすぐに塗料で埋まってしまいかなりペーパーの無駄遣いしてしまいました。というか大失敗です。

 

ということでキャンプでコーヒーを飲むために作った10CTの完成はこんな感じ。ステンレスで統一したかったので同じサイズのスノピステンマグを用意しました👇

出来上がったコーヒーテーブル 2 出来上がったコーヒーテーブル 1

自由なメモ

野外での使用を想定して、脚の先に金具などを付けるなどの汚れ対策をするのも良いと思います。

 

これが噂の松阪牛ダイヤモンドカット

 

最後にパッチン錠&持ち手で完成

最後にパッチン錠と持ち手をつければ完成なのですが、疲れたので制作用の記事はここで終了します。

まじで疲れました。しばらく10CT見たくないので私は気が向いたら取り付けます。

ここまで作ってくれた方はテキトーに取り付けてみてください。

こんなやつとか👇

 

こんなのでも👇


テキトーにお願いします👇

 


持ち手もテキトーにお願いします👇



 


バッグに使う持ち手でもアリだと思います👇

 

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作ってみた感想・反省点

作ってみた率直な今の感想を述べます。

良かったところ

  • そこそこ軽い(約6.8kg)
  • ドリップホルダーはなかなかの発明品
  • ステンレスは濃いめの木材と色の相性が良いと感じる

 

悪かったところ

  • 目標10秒なのに40秒かかった
  • デカい
  • 側板15mmにするべきだった
  • 桐の枠材柔らかすぎて萎える
  • 材料費ハンパない(約3万円)
  • 油性のオイルステイン 臭いが最悪
  • 油性オイルステイン 塗り方ミスってベタベタする
  • 油性オイルステイン 食器の近くに使っちゃダメ
  • 油性オイルステイン 使わなきゃよかった
  • 油性オイルステイン もう使わない

はい、仕上げ塗装で油性オイルステイン使ったら最悪の結果になりました。そもそも使ったことがほとんどないです。なぜ使ったかと言うとネットで使っている動画を見たので使ってみたくなったからです。やはり自然の色を使う方が私には合っているんだなぁとつくづく実感しました。塗装で失敗して一気にやる気が失せたと同時に疲労感がMaxです。まるで油性オイルステインが悪いようなコメントですが油性オイルステインはなにも悪くないです。悪いのは私の腕です。油性オイルステインは使う段階で木材や用途をあらかじめ考えておく必要があることも学びました。

まだまだ覚えなきゃいけないことたくさんあるなぁ…

 

これが噂の松阪牛ダイヤモンドカット

 

まとめ)【キャンプDIY】10秒で準備完了!?のコーヒーテーブルを作ってみた結果を報告。

以上で作業を終了します、お疲れ様でした。

慣れないホムセンの材料を使っていたのでストレス全開になり最後の方はコメントが投げやりになってしまいました、申し訳ございません。。。

次回は銘木を刻みまくりたいと思います。

 

最後にお肉が好きな方に宣伝だけさせてください💦

私は和歌山県のブランド牛、「熊野牛」をお肉の好きな方に試してもらいたいのですが、最初に言っておきます。値段が高いです。。。

ちなみに私が特別な日に注文する「焼き肉懐石~極~」はグラム単価で約2600円です(かなりお高い!)。一般的なスーパーで売っている国産牛は600円前後なので4倍以上の価値になってます。

しかし、「焼き肉懐石~極~」には一般市場には出回らないミスジ・カイノミなどの希少部位と、ヒレ・サーロインの高級部位がまとめて入っており、しかも高級ブランド牛の希少部位となれば味も格別。さらに扱いが難しい牛肉のユッケを販売しているのも品質の高さを裏付けています。

控えめに言っても価格に劣らない味を提供してくれる熊野牛はかなりスゴイです。

とにかく知ってもらいたい熊野牛の凄さは、「圧倒的な鮮度ブランド牛ならではの旨み」です。注文を受けてからカットした肉はすぐに急速冷凍されるので旨味を閉じ込めたまま食卓に届きます。

自宅用の他にお祝いや贈答品、お中元やお歳暮でにもおすすめです。

記事を読んでいただいた方にぜひこの旨味を知ってもらいたいので、興味のある方は覗いてみてください👇



最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

  • この記事を書いた人

ケラ

とくに何もない人。何かが人より秀でているとか自慢できるスキルがあるとか羨ましがるキャリアがあるとかが何もない人。時折キャンプに行ってます。料理を作るのが好きですが食べるのはあまり興味ない。

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