本記事はキャンプに持って行く調味料入れ(スパイスケース)を作っている内容になっています。
さきに完成したスパイスケースを見たい方はこちら👇
目次
使うボトルは?
今回は左側のスパイスボトルを使用してみます。こちらのボトルはビンなので多少重いですが、6穴の中栓がついているので利便性も良くスタイリッシュです👇
こちらがスパイスボトルの値段👇1本250円くらいと少々お高いですが100均にはないクオリティです👇
ちなみにとなりのボトルは前回の制作で使用したワグナー瓶です。一つ注意するのは購入時に中栓ありと中栓なしで値段が微妙に違います👇
こちらが中栓あり👇
こちらが中栓ナシ。大きさも60mlと120mlがあるので購入前に確認してみましょう👇
ボトルの大きさを確認
まずスパイスボトルの大きさを測ってみます。
大きさはΦ33、長さが87mmです。
枠を作る
スパイスボトルの大きさに合わせて枠を作っていきます。実は前回に同様のボトルでケースを作ったのですが、丸いボトルに対して四角形でボトルの縁を作ったらとても見た目が悪くなってしまったので、今回は縁を丸くくり抜いた枠を用意してボトルを固定します。
ポイント
くり抜きには通常の木工用ドリルではなく、バリが出ない「木工用ボアビット」を使用しています。
こちらが木工用ボアビット👇。買うならセット販売が断然お得です。私はホムセンで単売りしたものを買い揃えましたがめっちゃ高くつきました。。。気になるかたは近所のホムセンと値段を比べてみてください👇
丸い縁を2段にした枠でしっかりとボトルが固定されるようにします👇
底の厚みも確認しておくのは、ケースを切断する箇所を把握しておくためです。
面材は「ブビンガ」
今回使用するのは「ブビンガ」と呼ばれる亜熱帯地域で育つ木材です。材の一部が菌による浸食跡のようなものがありました。
筋の隙間に粉が詰まったような感じになっているところがそうです。ここをキリで掘って浮き彫りにできないかなぁと思ったのでやってみます👇
こんな感じで👇
お祭りでよくやった「型抜き」を思い出します👇
こんな感じになりました。なんか微妙です...あとはオイルフィニッシュでどう化けるかが心配です👇
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面材の切断は斜めに切ってみる
今までは直線で切断していましたが今回は斜めにチャレンジしてみます。
相棒はいつもの「ゼットソー硬木用」👇
10mmくらい角度をつけて切断👇
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中に枠を取り付け
ケースを切断したら中に丸く縁取った枠をセットします。
上の枠は少し浮かせてフタに咬むようにボンドで固定します👇
ちょっと斜めな感じでオシャレになりました。
これで一旦、加工は終了です👇
そして全体をオイルフィニッシュ
木材の美しさを際立たせるオイルフィニッシュの時間です。
使うのは「蜜蠟ワックス」。私がよく使うのは「未晒し蜜蝋ワックス」と「亜麻仁油(アマニオイル)」です👇
アマニオイルは手についても気にしなくて良いのでガンガン使ってしまいます。。。
今ではいろんな種類の蜜蠟ワックスがあるので驚きます。こちらは柑橘系の香りが心地よいワックス👇
こちらは色のついたタイプのワックス。口コミ評価がとても高いので気になります👇
注意ポイント
ぜんぜん関係ないですが偶然見つけました。何万円もすると思っていたのでこんなに安いと逆に不安です。これで手紙送ったらかっこいいだろうなぁ…👇
専用の蝋を用意するみたいです。固形で便利だし、いろんな色があって楽しそう👇
これ一つですぐに始められる「とりあえずコレ買っとけ」みたいなのもありました👇
脱線してしましましたが話を戻します、、、地味だった木材も👇
とても美しく変貌します。この時間がたまらなく好きです👇
仕上がりは良好👇
背面はこんな感じ👇
次は最後の仕上げにとりかかります。
スポンジと金具を取り付けて完成。
最後にフタの上部にボトルがカタカタしないようにスポンジを埋め込んで👇
パッチン錠をつけて完成👇
のはずでした...
完成したはずが…手直しすることに
通常ならこれで終わりですがスパイスケースをテーブルに置いてみるとカタカタします。つまり底の平面がちゃんとで出せていなかったのです。。。
測ってみると、前後左右寸法がバラバラでした。鉋で平面だしをしたしたはずでしたが甘かったようです。
えんぴつでなぞってあるところが0.2~0.3mmくらい高くなっています👇
鉋でなんども削りますが平面になりません。
そして一つの事実を悟りました…
私は鉋を知らなかった…
今回、手直しで鉋を使ってみて感じたのは「私は鉋のことを何も知らなかった」との事実を突きつけられたことです。荒材の鉋がけと仕上げの鉋がけは気持ちの入り方が全然違った。荒材のときは失敗しても補正しながらかければいいやと甘い考えでずっとやっていた。なので仕上げの鉋がけの一彫り一彫りの気持ちの入り方、その甘さがすべてを台無しにしました。何度かけても平面は出ず、焦って逆目で鉋をかけてしまい仕事を増やす。何度も繰り返すうちにケースの枠材はどんどん薄くなっていく。台もしっかり固定せずに刃の研ぎも調整もテキトー。そのすべてが製品に反映される形となりました。
つまり、今まで私は鉋をかけた気になっていただけでした。
そもそも鉋台の中央部分がへこんできており台直しをしなきゃいけない時期なのにそれもさぼっていました。そんな鉋で平面が出せるわけがないし、いい仕事なんてできない。鉋が上手くいかないのでハンドペーパーで補正しようと思っても両サイドの角が丸くなるだけ。まさに負の連鎖。
一旦作業場から退いて気持ちを整理しました。
翌日、また鉋と向かい合う
翌日、気持ちを整理して再び鉋がけをしていきます。
もう一度、断面の凹凸を確認して削る箇所をイメージ👇
そして鉋の持ち方もフォームも確認しながら一彫りずつ気持ちを込めて削ります👇
すると、以外にも鉋は素直に表面を削ってくれてこの通り👇
昨日の乱れっぷりが嘘のようにきれいに仕上がりました👇
台の上に置くと吸い付くように着地👇
ん~…
鉋だけではないけど道具は奥が深い。道具の手入れから使い方・気持ちの込め方まで。。。大工道具と真摯に向き合わねばいけないなぁと教えてくれたような気がします。
作ってみた感想は?
ただいま作り終わった感想は、
- 状態としてはまぁまぁな出来栄え
- 作品はともかく鉋と会話した気になっている
- 鉋のことで頭がいっぱい
- 材を刻むのもいいけど道具の手入れもしなきゃだ
- 新しい鉋欲しいな
です。
道具って大事です。愛情を注いで大事にしなきゃ材にも失礼だし。いろいろ勉強した気になっています…
最後にお肉が好きな方に宣伝だけさせてください💦
私は和歌山県のブランド牛、「熊野牛」をお肉の好きな方に試してもらいたいのですが、最初に言っておきます。値段が高いです。。。
ちなみに私が特別な日に注文する「焼き肉懐石~極~」はグラム単価で約2600円です(かなりお高い!)。一般的なスーパーで売っている国産牛は600円前後なので4倍以上の価値になってます。
しかし、「焼き肉懐石~極~」には一般市場には出回らないミスジ・カイノミなどの希少部位と、ヒレ・サーロインの高級部位がまとめて入っており、しかも高級ブランド牛の希少部位となれば味も格別。さらに扱いが難しい牛肉のユッケを販売しているのも品質の高さを裏付けています。
控えめに言っても価格に劣らない味を提供してくれる熊野牛はかなりスゴイです。
とにかく知ってもらいたい熊野牛の凄さは、「圧倒的な鮮度とブランド牛ならではの旨み」です。注文を受けてからカットした肉はすぐに急速冷凍されるので旨味を閉じ込めたまま食卓に届きます。
自宅用の他にお祝いや贈答品、お中元やお歳暮でにもおすすめです。
記事を読んでいただいた方にぜひこの旨味を知ってもらいたいので、興味のある方は覗いてみてください👇
最後まで読んでいただいてありがとうございました。