DIY

木工用ボンド(コニシ・ゴリラ・フランクリン)を細かく比較して一位を決定!

2021年11月9日

いろいろな木工用ボンド

本記事は、代表的な3種類の木工用ボンドを比較した内容となっています。

 



目次

意外と知らないボンドの特徴

木工用ボンドといえば「日本でなじみ深いのはコニシかなぁ…」とか「YouTube見てるとみんなゴリラボンド使ってるなぁ…」なんて印象があります。しかし実際のところ速乾性や接着性はどうなんでしょうか?以前からそれぞれの性能(速乾性・耐久性・耐水性など)について詳しく比較している内容のものが見つからなかったので私が実際に検証してみました。



それぞれの特徴は?

まずはそれぞれの特徴をみていきましょう。

 

コニシの木工用ボンドの特徴

コニシのボンド

  • 値段が安い
  • 粘度が強い(液だれが少ない)
  • 乾くのが遅い
  • 乾燥すると透明になるが、水にぬれると白くなる・柔らかくなる)
  • 水に弱い

 

コニシのボンドはコスパ良いのが特徴。初めてDIYをする方はとりあえずコニシを選んで◎👇

 

ゴリラボンドの特徴

ゴリラボンド

  • 値段がちょっとお高め
  • 粘度が低い(水っぽい)ので液だれしやすい
  • 接着力が強い
  • 乾くのが早い
  • 水に強い

 

粘度が低く接着箇所以外への液だれが多いので除去がたいへんですが、粘度が低いということはそれだけ木材への浸透性が高いので接着強度が上がるように感じます。


 

フランクリンタイトボンドの特徴

フランクリンタイトボンド

  • 価格はゴリラボンドと同じくらい
  • 粘度はゴリラボンドとほぼ同じ
  • 乾くスピードはゴリラボンドとほぼ同じ
  • 水に強いのもゴリラボンドとほぼ同じ

ということでゴリラボンドとフランクリンタイトボンドは性能がほぼ一緒。ですがフランクリンタイトボンドはノーマルタイプと強力タイプの2種類あります👇

こちらはノーマルタイプ。価格は屋外タイプと比べて安くなっています👇



 


こちらは屋外使用可タイプ。接着力が明らかに強そうなのでついこちらを買ってしまいます👇



 

 

はてな

アッセンブリータイムとは?

フランクリンタイトボンド

フランクリンタイトボンドのボトルに「長いアッセンブリータイム」と書いてありますが、この意味をザックリ言うと「ボンドを塗布して接着するまでにけっこう時間の余裕があるよ」ってことです。ゴリラボンドはこのアッセンブリータイムが短め(私の体感ですが)なのでクランプで固定する時に焦ってしまいます。なので私のような作業の遅い方はアッセンブリータイムが長いフランクリンタイトボンドがおすすめです。

 

 

液だれ・速乾性を検証してみた

 

木工用ボンドの比較

それではそれぞの性能について検証してみます。

まず3つの液だれ具合と速乾性を検証してみました。

板に塗布したボンドを立てかけてみました。ちなみに気温は最低気温10℃~最高気温20℃くらいです👇

木工用ボンドの粘度を検証1

 

こちらが塗布して約2時間後。ゴリラボンドとフランクリンタイトボンドの乾燥するスピードはほぼ一緒。コニシは触ってみるとまだブヨブヨと柔らかい感じ👇

木工用ボンドの粘度を検証2

 

こちらが約24時間後。コニシはまだ完全に乾いていないです👇

ボンドの乾燥して24時間後

 

カッターで強度を体感で測ってみましたが、コニシと比べてゴリラボンド・フランクリンタイトボンドの方が硬く感じました👇

ボンドの強度をカッターで調べる

 

 

水への耐性を検証

次に水への耐性を比較してみます。

ボンドを板ごと水に濡らしてみました👇

水に濡らしたボンド

 

コニシのボンドだけが白っぽく変色してます👇

水に濡らしたボンド2

 

さらに板を割ってボンドの浸透性を調べてみると…

板を割ってボンドの浸透性を調べる

 

 

立てかけただけの板でしたが、ゴリラボンド・フランクリンタイトボンドは板のスキマまで浸透して接着しています👇

ボンドの浸透性を確認

 

それと比較するとコニシのボンドは浸透せずに表面にのみボンドが吸着していました👇

コニシのボンドの浸透性を調べる

 

いままではなんとなく使用していたボンドですが、このような結果を見るとコニシのボンドで制作した作品がいずれ剥がれてしまうのではないかと少し怖くなってきました。。。

 



結論)木工用ボンドの一位は?

3つのボンドを検証してみた結果、一位は

ゴリラ・フランクリン

コニシのボンド

です。

今回の検証ではゴリラボンドとフランクリンタイトボンドの性能がほぼ一緒なことがわかりましたのでゴリラボンドとフランクリンタイトボンドは同率一位とします。


価格を比較したらゴリラボンドの方が少し安かった👇


 

 

ついでに「番外編」

意外と気になる「液だれ対策」

木工用ボンドを使ったDIYでは液だれの処理が課題となります。木工の制作ではボンドが剥がれるのは絶対避けたいところなのでついつい多めにボンドを塗布してしまいますが...。その後の処理に苦労します。

 

 

表面の液だれはカッターで簡単に取れますが👇

フランクリンタイトボンドの液だれ状況

 

枠の内側はカッターの刃が入りづらいので処理が難航します。ということで液だれする場所へ試験的にマスキングテープを貼ってみました👇

留め加工の裏側にボンドの液だれ対策をする

 

マスキングテープを剥がしたらこんな感じ。テープを剥がしたついでに液だれの部分がめくれたのでカッターで簡単に除去できました👇

マスキングテープを使ってボンドの液だれ防止をする

 

 

ケース内側の液だれ対策は?

次に面材を接着したケースの内側ですが、マスキングテープを貼れないので全て手作業で取り除いていきます。

液だれを防ごうとしてボンドを薄く塗ってしまうと剥離の可能性が大きくなってしまうので難しいところ👇

アロマオイルケース内側のボンドの液だれ

 

カッターでも入りきらないところは彫刻刀を使います👇

アロマオイルケースのはみ出たボンドを取り除く

 

かなり地味な作業ですが...

はみ出たボンドを彫刻刀で取り除く

 

作るからには細かいところもこだわりたいのです👇

 

金具を取り付け終わったアロマオイルケース

 

こんな感じで液だれ対策は結果「地味な作業」となっています。みなさん頑張りましょ~。

 

 

 

 

 

まとめ)木工用ボンド(コニシ・ゴリラ・フランクリン)を細かく比較して一位を決定!

以上で木工用ボンドの比較を終了します。しかし板のスキマへの浸透性にあれほど差があったとは正直とても驚きました。作品の接着性・耐久性を考えたらゴリラボンドとフランクリンタイトボンドの使用はマストになりそうです(コニシさんゴメンナサイ)。

 

また気になることがあればブログで報告させていただきます。

 

 

最後にお肉が好きな方に宣伝だけさせてください💦

私は和歌山県のブランド牛、「熊野牛」をお肉の好きな方に試してもらいたいのですが、最初に言っておきます。値段が高いです。。。

ちなみに私が特別な日に注文する「焼き肉懐石~極~」はグラム単価で約2600円です(かなりお高い!)。一般的なスーパーで売っている国産牛は600円前後なので4倍以上の価値になってます。



しかし、「焼き肉懐石~極~」には一般市場には出回らないミスジ・カイノミなどの希少部位と、ヒレ・サーロインの高級部位がまとめて入っており、しかも高級ブランド牛の希少部位となれば味も格別。さらに扱いが難しい牛肉のユッケを販売しているのも品質の高さを裏付けています。



控えめに言っても価格に劣らない味を提供してくれる熊野牛はかなりスゴイです。

とにかく知ってもらいたい熊野牛の凄さは、「圧倒的な鮮度ブランド牛ならではの旨み」です。注文を受けてからカットした肉はすぐに急速冷凍されるので旨味を閉じ込めたまま食卓に届きます。

そして自宅用の他にもお祝いや贈答品、お中元やお歳暮でにもおすすめです。

記事を読んでいただいた方にぜひこの旨味を知ってもらいたいので、興味のある方は覗いてみてください👇



最後まで読んでいただいてありがとうございました。



  • この記事を書いた人

ケラ

とくに何もない人。何かが人より秀でているとか自慢できるスキルがあるとか羨ましがるキャリアがあるとかが何もない人。時折キャンプに行ってます。料理を作るのが好きです。

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