本記事はキャンプで使う調味料を入れるスパイスケースについて書いています。スパイスケースを作り続けて早くも12台目になりました。精度もそこそこ上がり仕上がりも良好です。

さきに完成したスパイスケースを見たい方はこちら👇
目次
面材は「シャム柿」を使用
今回は墨を流したような木目が特徴的なシャム柿を使用しますが、シャム柿は黒っぽい色をしているので「夜キャンプで見えずらいかもしれない」との不安が少しあります。しかし作ってみないとわからないので制作さっそく制作に入ります。
はてな
シャム柿ってどんな銘木?
シャム柿の正式名称は「ジリコテ」。メキシコなどの中南米で育つ木で、産出量が少なく希少性があります。材質は非常に硬いながらも弾力性に優れているので高級家具や仏具などの他にもギターやベースなど楽器の素材にも用いられます。
スパイスケースを作る
スパイスケースの制作に使用する材料や道具は別記事「スパイスケースに使う道具や材料(作業台・治具)を一覧にまとめました」に掲載していますのでそちらをご覧ください。
1.枠を作る
まず、スパイスケースの枠を作ります。
枠材の特徴は?
- 材質はシャム柿と色の相性が良い楢(なら)を使用。
- 厚みは25mm
- 幅は11mm
上下の木材は300mm以上、間仕切りは65mmでカットして木工用ボンドで接着します(このときのボンドは少量でOK)。
面材を接着
枠材のボンドが乾いたら面材と枠材を接着します。
注意ポイント
ボンドが乾いたら一度クランプを外して接着面にスキマがないか確認してみましょう。もしスキマがあればボンドを入れてスキマを無くしましょう。
鉋がけと磨き
面材と枠材を接着したら全体を鉋がけとペーパーをかけていきます。
まずスパイスケースを作業台に固定します👇
そこから鉋やペーパーをかけて平面と直角を出していきます👇
底部が歪んでいるとケースが安定しないので気をつけましょう。カンに頼らずまめに差し金をつかってチェック👇
平面の他にもケースの直角も確認しておきましょう。1mmでもズレているだけでもわかってしまうものです👇
鉋とペーパー作業は2~3時間くらいかかる作業ですが、この工程が仕上がりに大きな影響を与えるので慎重に進めます👇
磨き終わって仕上がりをチェック。光を当てると若干凹みが見つかったのでやり直し👇
こんな感じで細部まで妥協なく作り続けます。
ケース上部はR加工、側面は面取りをして変化球的な仕上がりに👇
注意ポイント
鉋とペーパーでスパイスケースの完成度がほぼ決定します。気合を入れて磨きましょう。
金具の取り付け
金具を取り付けていきます。一見単純な作業ですが穴の位置がずれたりすると外観が悪くなてしまうので慎重な作業になります。
位置を間違えないようにマスキングテープで印をつけます👇
取り付けたら錠のかかり具合をチェックします。錠が固すぎるとビスの緩みの原因になり緩すぎるとフタがカタカタするので微妙な加減が難しい👇
オイルフィニッシュして完成
スパイスケース制作の最後の作業、オイルフィニッシュです。加工の緊張もなくなって一息つける時間です。
オイルを吸収すると見違える様にキレイになってくれるのも嬉しいです。
こちらはオイルを塗る前👇
こちらがオイル塗布後👇
乾ききった木肌がオイルを吸収すると杢も浮き上がってきます👇
これで作業は終了です、お疲れ様でした。
スパイスケースの完成
完成したスパイスケースがこちら👇
細かい加工も上手くいきました。墨を流したような木目がとても綺麗です👇
白い部分の木目も金色の杢が発現してキラキラ光っています👇
タレビンを入れるとこんな感じ👇
作ってみた感想は?
今回のスパイスケースを作ってみた感想を書き残します。
- 技術量は少ないものの失敗もなく完成できた
- 大きな原因はやはり素材選び
- シャム柿と楢は硬いけど加工しやすい印象だった
- シャム柿と楢は色の相性も良かった
- 角はRよりも面取り加工の方がカッコよく感じる(場所にもよるけど)
と、自分ではあまり言いたくないけど上手に仕上がりました。
まとめ)【キャンプDIY】スパイスケース12台目は完成度高し!和風の渋いケースになってます
以上でスパイスケースの加工を終了します、お疲れ様でした。
次回は女性でも扱いやすいように「軽量化に特化したスパイスケース」を作ってみる予定です。
最後にお肉が好きな方に宣伝だけさせてください💦
私は和歌山県のブランド牛、「熊野牛」をお肉の好きな方に試してもらいたいのですが、最初に言っておきます。値段が高いです。。。
ちなみに私が特別な日に注文する「焼き肉懐石~極~」はグラム単価で約2600円です(かなりお高い!)。一般的なスーパーで売っている国産牛は600円前後なので4倍以上の価値になってます。
しかし、「焼き肉懐石~極~」には一般市場には出回らないミスジ・カイノミなどの希少部位と、ヒレ・サーロインの高級部位がまとめて入っており、しかも高級ブランド牛の希少部位となれば味も格別。さらに扱いが難しい牛肉のユッケを販売しているのも品質の高さを裏付けています。
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記事を読んでいただいた方にぜひこの旨味を知ってもらいたいので、興味のある方は覗いてみてください👇
最後まで読んでいただいてありがとうございました。