本記事ではスパイスケースに使う道具や材料を一覧にまとめた記事となっていますが、途中から手工具の涙ぐましい努力が満載の記事となっています。
注意ポイント
紹介する道具は手工具を中心としたものになっています。なぜ電動工具を使わないかは後述いたします。
目次
スパイスケースに使う材料は?
こちらが主にスパイスケースに使う材料の一覧です。
- 面材
- 枠材
- タレビン(100均で購入)
- 木工用ボンド
- ミニ蝶番
- 止め金具(パッチン錠・ボックスラッチ)
- 蜜蠟ワックス
- アマニオイル
下記にリンクを貼っておきますので行きつけのホームセンターと値段の比較をしてみてください(とくに蝶番や止め具などの金物は圧倒的に値段の差があります)👇
参考
スパイスケースは食料なので、内側のコーティングは食用の亜麻仁油を使用しています。
使う道具は?
電動工具
私がスパイスケースで使う電動工具はほぼインパクトドライバーのみです。
- インパクトドライバー
- ドリル1.2~1.5mm
DIYなら1.5Aで十分👇
ドリルはこちらを持っていれば◎👇
手工具・その他の道具
手工具とその他の道具を紹介します。こちらはスパイスケースの他にもDIY全般で活躍する必須道具です。
- バークランプ
- 手鋸
- ハンドペーパー(60~1500)
- 差し金
- スコヤ
- えんぴつ
- マスキングテープ
- 千枚通し
こちらもリンクを貼っておきます👇
手鋸の種類はたくさんありますが、私が職人の頃からお世話になっているのはゼットソーシリーズ👇
手鋸が初めての方は真っ直ぐ切る間隔が早く身につくのでこちらを買うべき👇
私が使用しているペーパーはこちらの「空研ぎ用紙やすり」です。紙ヤスリや布ヤスリと比べると圧倒的に時短できます👇
注意ポイント
私は空研ぎ用紙やすりを100円以下で購入しているのでこちらのリンクで買うのはおすすめしません。近くのホームセンターに売っていない場合はサービスカウンターで取り寄せできるか確認をしてみましょう。
差し金は300mmがちょうど良いサイズに感じます👇
狭い場所でも使えるスコヤもあると◎👇
けがき(印をつける作業)はペンシル型にすると削る手間が減って◎👇
マスキングテープは信頼のスリーエム👇
千枚通しはドリルの下穴用に持っておくと◎👇
参考
千枚通しは金工用ヤスリがあれば簡単に作れます。ちなみに私は道具箱の隅に置いてあった精密用マイナスドライバーを削って千枚通しにして使っています。
こちらが金工用ヤスリ👇
作業台は?
こちらが私の作業台です。家の隅に置いてあった柱の端材に木材の切れっぱしをビス止めした作業台です。
この作業台にバークランプを使い、製品を固定をして研磨作業などをしています。一台のスパイスケースで約2~5時間磨くこともあるのでかなり根気のいる作業になります👇
大事なのはバークランプ
スパイスケースのような小物を作るのは作業台よりもバークランプの方が大事です。私は6台持っていますがサイズ違いのバークランプを10本くらい持っていたいです。バークランプの長さは人によって好みがあるので自分に合ったバークランプを見つけてください。ちなみに私は一番よく使うのは450mm、二番目に使うのは200mmです。100均のクランプはすぐ壊れたので二度と買いません。
バークランプは長いもので1200mmもあります👇
ポイント
バークランプはホームセンターがオリジナルブランドで販売しているところもあります。値段を比べてみてお気に入りのバークランプを見つけてみてください。
治具(じぐ)とは?
次はスパイスケースの制作で使用している手作りの治具を紹介します。
治具とは?
治具とは製品やその材料を作るための補助道具のことです。
例えばスパイスケースの場合、枠材に使う25mm厚の木材を同じ厚さで揃えるために治具を使っています。
この治具は25mm厚の木材2本を下の台に固定してあります。その間に木材を挟んで鉋で削ると25mm厚の枠材が作れます。
真ん中に板を挟んで👇
全体を鉋がけしてくと👇
両サイドにある25mm厚の木材と同じ高さになったところで削れなくなります(無理やり鉋がけすると両サイドの木材も削れてしまうので注意)。
このように現在の私はスパイスケースの1本1本を手工具で作っているので(全ての材料ではないですが💦)1台のスパイスケースを作るのにかなり時間がかかっています。さらに私事ではありますが、日中はサラリーマンをしていまして自宅に帰って時間の許す限りを制作に費やしています。なので週末になると寝落ちします。日曜日は1分でも作業の時間を無駄にしたくないのでかなりタイトなスケジュールを組んでイライラしてます。そして月曜日はげっそりして仕事に向かっています。。。
どうして電動工具を使わないの?
電動工具の他にも大工道具・作業台など一通り持っていましたが、ある日を境に全て売却・捨てました。一番好きなものを捨てれば普通の人間になれると思い込み、全てを諦めて普通のサラリーマンになろうとしました。
しかし、私にとってモノ作り・木材に触れることは唯一の楽しみでした。しばらくすると日常生活の中で色彩を失い感情も鈍化し「早く人生終わらないかな」と思うようになってきました。
そして絶望の淵にて一つの出会いがあり、モノづくりをもう一度挑戦する目標をもつことができて現在に至ります。
電動工具を使わないのは工具を手放した過去の自分に対する罰というか戒めな感じです。
気が付けば齢40に近づきつつあり、同級生は管理職・大工なら棟梁クラスなのに自分は未だに取柄のないサラリーマン。モノ作りは中途半端な仕上がりばかり。なにをやっても中途半端。起業を目指しても「いまさら?」って感じます。
それでもスパイスケースを作り続ける。ナエマの丘に向かって進み続ける。
私の記事が、「DIYに興味がある」「モノ作りが好きだ」だけど諦めている、そんな方の助力になれれば幸いです。