本記事は、キャンプで使用する調味料入れ「スパイスボックス」について書いています。
さきに完成したスパイスボックスを見たい方はこちら👇
目次
使用するのは「反ったウォールナット」
今回使用するのは左側のウォールナット。この材は木目も杢(もく)もとてもキレイなのですが…👇
めちゃくちゃ反っています👇
まずはこの反りを補正するところから始めます。
反った板を補正する
反ったままでは接着しても剥がれる可能性があるので反りを補正していきます。まずは削る部分をえんぴつで印をつけます👇
次に削るのですが、削るときに反っている板が動かないように専用の台を作ります👇
鉋とペーパーをかけるときに邪魔にならないように板を固定します👇
両サイドに段差を埋めるためビニールテープでカサ上げ👇
作った台をいつも使っている作業台にビス止めします。後は平らになるように削るだけですが手工具で板の平面を出すのは難しく、このサイズでも30分~1時間以上かかるときもあります👇
キレイに補正できました。1~2mmの世界ですがこの手間を省くわけにはいきません👇
スパイスボックスの枠を作る
補正が無事に終わったので枠を作ります。
大きさをイメージしたら枠を組んでいきます👇
中の間仕切りは固定せずに枠だけをボンドで接着します👇
そして面材と枠を接着して乾くまで待ちます👇
スパイスボックスを磨く
次にスパイスボックス磨きます。
ペーパーの番手は通常60番から始めますが、今回は表面に大きな傷があるので40番から始めて最終的には2000番まで磨きます👇
ケースのカドは反り鉋を使って加工します👇
鉋で削った部分はハンドペーパーの持ち手側を使って磨きます👇
フタを切断&金具の取り付け
磨き作業が終わったらフタの切断を金具の取り付けをします。
切断箇所に板を添えてブレないようにフタを作っていきます👇
上手に切れました。フタの切断は0.3mmでも刃がブレると製品としての価値がなくなてしまうので神経を使います👇
そして本体の両サイドにパッチン錠を取り付けます👇
最後にオイルフィニッシュ
最後の仕上げにオイルフィニッシュをしていきます。
今回も表面は蜜蠟ワックス、ケース内部はグレープシードオイルとオリーブオイルを使い分けて塗布していきます👇
こちらは反り鉋で加工したR部分。ラインがとてもキレイです👇
オイルを塗り終わったら2日間くらい乾燥させて完成です。見えづらいですがフタの内側に焼き印を入れておきました👇
完成したスパイスボックス
完成したスパイスボックスはこちらです。
何度も言いますが反り鉋で加工したR部分が木目と合っていてとてもキレイです👇
スパイスボックス上部は縮み杢がびっしり👇
側面には樹洞入りの材を使用し、背面は少し変わった木目になりました👇
やはり今回の主役は上部の縮み杢になりました。光沢がハンパないです👇
今回はウォールナットの中でもより希少な材を多く使用する作品だったので無事に完成してホッとしています。
まとめ)【キャンプDIY】スパイスボックスの「反り」に大苦戦。作業風景を解説します
以上でスパイスボックス(ウォールナット)の作業を終了します。お疲れ様でした。
貴重な材を使うと作業も緊張しますが、完成するとたいへん貴重なものに仕上がります。いつか誰かの手に取っていただけたら幸いです。
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最後まで読んでいただいてありがとうございました。