本記事は、台風の災害に遭遇して「キャンプ道具と知識」がとても役に立ったのでその経験を報告します。
目次
被災して重要性を知る「電気、水、情報」
普段、当たり前のように使用している「電気、水、情報」。
この大切さは無くなってからでないと実感できないと今回被災してメチャクチャ実感しました。
当たり前のように流れてくれるトイレ。
当たり前のように勢いよく出るシャワー。
蛇口を開きっぱなしにして洗う食器。
色々と見なおすきっかけになりました。
最初は「電気のない危機」
スマホを充電できないっ!
停電して最初に感じた危機は「スマホの充電」です。
連絡と情報をほとんどスマホに頼っている現代で、
スマホの充電不足は死活問題です。
私は車があったので何とか充電は確保できましたが、
出先にいて災害に遭遇したらどうなっていたでしょうか…
いいのあった。
24000mAhで容量は大きいけど420gはちょっと重いかな...
明かりがない不安
夜中でも、小さな電気や遠くの電気があるから多少は暗くても歩けました。
でも「まったく」電気がないと家の中も歩けません。
目をつぶったような感じです。かなりピンチです。
スマホのライトはバッテリーがもったいないし…
懐中電灯1本だけだったら、かなり不便していました。
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オール電化はご飯も作れない
我が家はオール電化なので完全に沈黙しました。
電気がないとお湯も沸かせないんです。
ガス火の事故を懸念してオール電化にしましたが、完全に裏目に出ました。
水がなくなってヤバさが倍増
トイレを流せないだけでこんなにヤバいとは…
トイレが使えない状況なんて「電車やバスの中で我慢」くらいしか想像できませんでした。
でも我慢していればどこかのトイレに辿り着けますから。
あるのに使えない状況は「地味~に地獄」です。
タンク式のトイレなら「水」さえあれば流すことは出来ます。
水さえあればですけど…
私は幸いにも前日の風呂の残り湯があったので危機を回避しました。
炊事が何もできない(ご飯、汁物、食器洗い)
「人は水で出来ている」のフレーズを聞いたことありました。
「食べ物も水で出来ている」と痛感しました。
水がないとカップラーメンすら作れないです。
以前に、「雨水をろ過して飲み水にできる」グッズを見たことありましたが、
これはさすがに要らないだろうと思っていました、全く予想外でした。
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これを家で使うなんて…めちゃめちゃ複雑。
風呂は我慢するしかないです。
インフラが復旧した知人が風呂を貸してくれると言ってくれますが、
「とても気まずい」です。
女性は特に強く感じるようです。
これは被災した人にしかわからない感情なのです。私も知りませんでした。
惨めというか、むなしいというか。
多分、親子ならそんな感情は出ないと思うんですけど。
被災を知らず、全く無傷だった知人の家に一度だけお邪魔しましたが、
知人の奥さんに少し嫌な顔をされた気がしただけで急いで帰りました。
この気持ちは直面しないと解らないのです。
銭湯に行くと、みんな同じ境遇なのか館内はごった返していました。
「芋を洗うようだ」の表現がぴったりでした。
洗濯物は、市外のコインランドリーへ
洗濯機の水の使用量については、
8kgの洗濯機は水槽式でもドラム式でも1回で約95ℓ使用します。
貯めてあった風呂の水もすぐになくなってしまいます。
これは選びようがないので、ため込んでから1回1000円くらいするコインランドリーを使用しました。
…水、超大事。。。
情報探す。無音が続く。
周りはどうなっているのか?いつ頃復旧するのか?
LINEで情報交換を頻繁にします。
ガソリンスタンドの再開情報とか。コンビニ情報とか。
それが気になってしょっちゅうスマホを見ます。
気晴らしにネットで色々検索します。
スマホのバッテリーめっちゃ使います。
何かをしていないと無音の状態が続きます。
これが結構つらかったです。
何かと動いていたのは無音を避けるためだったのかもしれません。
電気がないので省エネでずっと音が出ている「ラジオ」が欲しいと感じました。
まとめ
コスパ最高のラジオを持って危機回避
スマホ充電(電気)ライト(光)、ラジオ(情報)。
これ一台あればとりあえず危機回避できます。
でも人数が多いとスマホの充電を取り合いになります。
(やっぱり携帯用バッテリーあった方がいいかも)
分かりやすい位置に常に置いておきましょう。
棚に入れたりすると忘れていざって時に使えない。
電池は装着せずに未開封で一緒に置いておきましょう。(放電防止)
台風は備える時間があるのが唯一の救いのような気がします。
予め準備をしておきましょう。
読んでいただいてありがとうございました。