本記事は銘木を使ったアロマオイルケースの制作をする内容となっています。
過去のアロマオイルケース制作についてはこちら👇
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先に完成したアロマオイルケースを見たい方はこちら👇
目次
アロマオイルケースに使用する銘木は?
今回のアロマオイルケースに使用する銘木は「ハワイアンコア」と「レースウッド」です。
この希少な2つの銘木を使用して制作を進めます。
ちなみにこの2つの銘木を使用したウクレレを見たことがありますが値段にビックリしました。。。
はてな
ハワイアンコアとは?
ハワイを産地としたマメ科の広葉樹で現在ではとても貴重な銘木です。木質は重硬ながらも加工しやすく、仕上げると金色の光沢が出ます。さらに表面の木肌は繊細で仕上げた表面に触れるととても心地よい肌触りです。乾燥後の狂いも少なく湿気や虫食いによる耐久性も強い。
古くからハワイではカヌーやウクレレの素材として用いられていますが、近年では自然保護のため伐採量に制限がかけられたため入手が困難になっていることもあり、現在ではほとんど市場に出回ることはありません。さらに今回のような縮み杢の入っている「カーリーコア」と呼ばれる材は激レアです。
レースウッドとは?
ヨーロッパ全域で生息しているスズカケノキ科の広葉樹。樹木名はヨーロピアンプレーンですが、木の表面に斑点のような放射組織「斑紋杢」を形成している材については「レースウッド」と呼ばれ高値で取引されています。こちらのレースウッドも市場でも滅多に見られない激レアの希少材になっています。
(木材図鑑より引用)
こちらがハワイアンコアの面材。状態も良く杢も入っています。このような材は流通量も少なく非常に高価なので加工も緊張します👇
こちらがレースウッド。木の表面に斑点のような放射組織の杢が出ています。オイルフィニッシュでどれほど輝くか楽しみです👇
アロマオイルケースの制作
それでは制作に入ります。
枠材はハワイアンコアの面材サイズに合わせてカットしました(ハワイアンコアに端材が出るのがもったいないので)。
次に枠材の留め加工ですが、鉋を引く側を手鋸で少し刻んでおくと端の割れを防げます👇
こんな感じで割れを防ぎながら鉋で留めを作っていきます👇
4枚の枠を留め加工したらペーパーの#60~1500までを使って磨いていきます👇
ハワイアンコアの面材も一緒に磨いて最初の段取りは完了です👇
次にレースウッドの枠材をボンドで固定していきます。ちなみにボンドで固定する前に接着する付近をマスキングテープで養生しておくと後の掃除が楽になります👇
メインの固定はL型クランプを使いますが、対角や直角が出るようにバークランプを使って調整します👇
このときに裏側のはみ出たボンドを取り除いておくと仕上がりがキレイになり掃除も減ります👇
枠材と面材を接着したら面材の端を取り除きます。横引き方向は鉋で削ると割れる可能性があるので手鋸で切断します(もったいない…)。
縦引き方向は鉋で削っていきます👇
次に全体をペーペーの#60・120・240・400・800・1500・2000番の順に磨いていきます👇
番手が細かくなっていくほど光沢が出てきます👇

次に反り鉋で曲線を入れます。削る位置にマスキングテープを貼るのですが、仕上げた表面にマスキングテープを貼ると木が毛羽立ってしまうのでオイルフィニッシュでコーティングをします👇
つまりこんな感じです。マスキングで枠材の位置を把握しておかないと削りすぎて穴が開いてしまうので👇
曲線加工が終わったらフタを切断します。フタの切断は失敗したら補修ができないのでかなり緊張します👇
キレイに切断できました。バンドソーがあればこんな手間はかからないのですが💦自分の手には経験値という財産が積み上げられているということで。
外観はザックリこんな感じ。ハワイアンコアとレースウッドが金色に輝いています👇
次はアロマオイルケースの内側の処理。養生用に貼っておいたマスキングテープを剥がします👇
次にはみ出たボンドを落とします。ケースの内側は研磨が終わっているので傷をつけないように慎重に作業を進めていきます👇
ボンドを取り除いたら隅をペーパーで磨いて終了👇
次に蝶番の加工をします。蝶番の位置は決まっていませんが端から15mmくらいのところにミゾを彫ります👇
ちなみにミゾは大きすぎるとカッコ悪いのでちょっと狭いくらいで彫ってから少しづつ広げていくときれいに仕上がります👇
ビス止めは強く締めすぎると木のネジ山が壊れてしまうので手で優しく止めます👇
サポートヒンジも同様に手で締めていきます👇
止め金具は釘を使うのでキリを手で回しで穴をあけてから金具を留めます👇
金具の加工が終わったらアロマオイルケースのボトルを収納する間仕切りを作ります。
アロマオイルケースの内側に合わせてカットした気にボトルが入るように穴をあけて磨くと👇
こんな感じになります👇
アロマオイルケースとの色のバランスは良いのですが、どうも納得がいきません...。
ということで作り直しました👇
最後にもう一度オイルフィニッシュをして完成(右下の薄板はアロマボトルの高さ調整用です)👇
完成したアロマオイルケースは?
こちらが完成したアロマオイルケース。最高の素材を使って作り上げた最高のアロマオイルケースになりました👇
木材とは思えない光沢と圧倒的な存在感です。銘木って素晴らしい。
中の仕切りにはカーリーメープルを使用してみました👇
ボトルの高さ調整用に3mmの敷板も一緒に用意しました👇
以上で制作の作業をすべて終了します、お疲れ様でした。
まとめ)超希少材「ハワイアンコア&レースウッド」を使用してアロマオイルケースを制作。
以上でアロマオイルケースの制作(5台目)を終了します。お疲れ様でした。
今回は30Φ×70mmの設定で制作をしてみましたが、アロマのボトルサイズは他にもたくさんあるので次回はいろんなサイズを収納できるアロマオイルケースを制作してみようと思います。
最後にお肉が好きな方に宣伝だけさせてください💦
私は和歌山県のブランド牛、「熊野牛」をお肉の好きな方に試してもらいたいのですが、最初に言っておきます。値段が高いです。。。
ちなみに私が特別な日に注文する「焼き肉懐石~極~」はグラム単価で約2600円です(かなりお高い!)。一般的なスーパーで売っているノーブランドの国産牛は平均グラム単価が600円前後なので4倍以上の価値になってます。
しかし、「焼き肉懐石~極~」には一般市場には出回らないミスジ・カイノミなどの希少部位と、ヒレ・サーロインの高級部位がまとめて入っており、しかも高級ブランド牛の希少部位となれば味も格別。さらに扱いが難しい牛肉のユッケを販売できているのもお肉に対する品質の高さを裏付けています。
控えめに言っても価格に劣らない味を提供してくれる熊野牛はかなりスゴイです。
とにかく知ってもらいたい熊野牛の凄さは、「圧倒的な鮮度とブランド牛ならではの旨み」です。注文を受けてからカットした肉はすぐに急速冷凍されるので旨味を閉じ込めたまま食卓に届きます。
そして自宅用の他にもお祝いや贈答品、お中元やお歳暮でにもおすすめです。
記事を読んでいただいた方にぜひこの旨味を知ってもらいたいので、興味のある方は覗いてみてください👇
最後まで読んでいただいてありがとうございました。