本記事はスノーピーク社のIGT(アイアングリルテーブル)専用のスパイスボックス制作についての記事となっています。
さきに完成したIGT専用スパイスボックスをご覧になりたい方はこちら👇
目次
納得できずリトライ
前回制作したIGT専用スパイスボックスに少し納得ができなかったので再製作することにしました。ちなみにこちらが前回制作したIGT専用スパイスボックス。納得できないところはフタ開閉部分の両端に入れた反り鉋加工です。ちょっと削りすぎたような気がしてなりませんでした。もう少し木目を強調しつつ反り鉋の曲線をキレイに描けるように再製作をしてみます👇
使う材料は前回と同じウォールナットにします。
最近気づいたのですが、材の両サイドをけがいてまとめて鉋がけすると比較的直角に仕上がります👇
表面にマスキングテープで印をつけたら裏面のみペーパーをかけてキレイにしておきます👇
今回は留め加工で仕込みました。さらにボトルイメージはこんな感じでキャニスターを追加👇
こちらのキャニスターは300コインで購入(2個で300円とかなりお買い得)。内容量が200mlとワグナー瓶の3倍以上👇
枠材に鬼目ナットを仕込みます。フタの開閉部とのバランスを考慮してケース高さの中間にするのが無難かと。ナットの穴は9mmのキリであけた後、皿穴用のドリルを使ってナットが出っ張らないようにします👇
面材を貼ると鬼目ナットの位置がわからなくなってしまうので、印をつけるのを忘れずに👇
フタのカット位置も印をつけて間違えないようにします👇
面材と枠材を接着する時にはみ出たボンドを除去しやすいようにマスキングテープを貼っておきます。ちょっと手間がかかりますが後のことを考えると確実にやっておきたい作業の一つ👇
準備が整ったらボンドを塗っていきます。ヘラを使って鬼目ナットの位置には薄く塗るようにします👇
ボンドを塗ったらクランプを使って圧着。このときにボンドがちゃんと塗られているかチェックしますはみ出しがなかったりスキマがあったら早めに塗り直しましょう。
ちなみにボンドはアッセンブリータイムが長いフランクリンタイトボンドがおすすめ。
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アッセンブリータイムとは?
アッセンブリータイムとはボンドを塗布してから硬化するまでの時間のことです。フランクリンタイトボンドは他のボンドと比べてアッセンブリータイムが長いので落ち着て作業ができます。
ちなみに木工用ボンドについて実験をした記事もありますのでボンド選びに迷っている方は参考にしてみてください👇
ボンドが乾いたら枠材に付けた印を頼りに穴をあけます👇
0.5mmくらいズレたかなぁ…でも大丈夫でした💦もしあけた穴に洋折れボルトが上手く入らなかった場合は、ドリルで穴を少しグリグリしてみましょう。
穴をあけたスパイスボックスはこんな感じです。ここからはみ出た板の部分をカットして磨いていきます👇
サンドペーパーの#60で垂直や底面を水平にしながら全体を磨いていきます。磨いてる途中に光の当たる角度をずらして磨き残しがないかチェックします👇
全体を#60~1500番のペーパーで磨きながら反り鉋でスパイスボックスの周りに曲線加工をします👇
磨き終わったスパイスボックスはこんな感じ👇
次にフタの切断ですが、表面にマスキングテープを貼りますが、そのまま貼るとせっかく磨いた表面が毛羽立ってしまうので先にオイルフィニッシュを軽くしておきます。そうすることで毛羽立ちを防げます👇
今回のフタの位置はキャニスターの大きさを考慮して下から85mmにしてみました👇
フタを切断します。正面側の切断口は歪んでいるとカッコ悪いので定規代わりに木材を当ててガイドの代わりにします👇
鋸刃を当て木に沿わせながら切断していきます👇
キレイに切断できました👇
ついでに間口を反り鉋で加工。この曲線があるだけでずいぶんスタイリッシュになります👇
スパイスボックスの中の掃除をしたら👇
蝶番を加工👇
次に間仕切りを作ります。ワグナー瓶用の間仕切りはΦ45のホールソー👇
こちらはキャニスター用の間仕切り。Φ65のホールソーであけましたが板の幅が70mmなのでギリギリでした💦
隣りにあいている4つの穴は洋折れナット収納用です👇
間仕切りもクランプを使ってしっかり接着👇
パッチン錠と持ち手をつけたら最後にワグナー瓶とキャニスターを収納して完成👇
完成したIGTスパイスボックスは?
こちらが完成したIGTスパイスボックスです。
今回のIGTスパイスボックスはあえて杢は控えめにして渋い感じに仕上げてみました👇
洋折れナットはこんな感じで収納します👇
ちなみに一緒に写っている棒のようなものはIGT専用のハンガーラックです👇
ハンガーラックはこんな感じで使用します👇
最後にお清め。
~lanterntalk~









以上でIGT専用専用スパイスボックスの制作を終了します。お疲れ様でした。
まとめ)【キャンプDIY】スノーピークIGT専用スパイスボックスの再製作(アップグレード)
連続で制作したIGT専用スパイスボックスですが、今回はなかなか満足のいく仕上がりとなりました。とくにキャニスターに合わせたフタの開閉位置はほぼ±0と「神かっ」てくらい際どい仕上がりになって驚いています。
そろそろ自分用のIGT専用スパイスボックスが欲しくなってきましたが、制作に飽きてしまったのでしばらくお休みします。
最後にお肉が好きな方に宣伝だけさせてください💦
私は和歌山県のブランド牛、「熊野牛」をお肉の好きな方に試してもらいたいのですが、最初に言っておきます。値段が高いです。。。
ちなみに私が特別な日に注文する「焼き肉懐石~極~」はグラム単価で約2600円です(かなりお高い!)。一般的なスーパーで売っているノーブランドの国産牛は平均グラム単価が600円前後なので4倍以上の価値になってます。
しかし、「焼き肉懐石~極~」には一般市場には出回らないミスジ・カイノミなどの希少部位と、ヒレ・サーロインの高級部位がまとめて入っており、しかも高級ブランド牛の希少部位となれば味も格別。さらに扱いが難しい牛肉のユッケを販売できているのもお肉に対する品質の高さを裏付けています。
控えめに言っても価格に劣らない味を提供してくれる熊野牛はかなりスゴイです。
とにかく知ってもらいたい熊野牛の凄さは、「圧倒的な鮮度とブランド牛ならではの旨み」です。注文を受けてからカットした肉はすぐに急速冷凍されるので旨味を閉じ込めたまま食卓に届きます。
そして自宅用の他にもお祝いや贈答品、お中元やお歳暮でにもおすすめです。
記事を読んでいただいた方にぜひこの旨味を知ってもらいたいので、興味のある方は覗いてみてください👇
最後まで読んでいただいてありがとうございました。