雑記

保険屋について傍観してきて感じたこと

2022年10月6日

オアフ島の朝の海辺

人は他人を完全には理解できない。パートナーとは向かい合わず同じ方向を見ている状態が望ましい。そんな気がする。

 

日本人は保険が好きだなとつくづく感じる。おそらく親の姿勢から精神的な相続があるのだろうか。

今から8年前くらいに遡るのだろうか。妻が保険屋の女性と知り合いになった。

妻は保険の相談をして契約した。そして私の年収に乗じて契約する保険金額も上がっていき保険料も上がっていった。現時点で5000万円の生命保険に入っていた。

平凡なサラリーマンの私。死んだら5000万。

その保険屋に聞きたいのだが、どのようなプランニングをしたのか。私が死ねば資産家になれますよとでも謳ったのか。

会社員の私が死ねば住宅ローンは無くなり税金面も優遇される。子供と妻には遺族年金も入る。ので保険金の5000万を7~8%の安定した利回りの資産運用に回せば不労所得が年間350万くらい入る。頑張って労働収入も加えれば年収400~500万はいくのだろうか。

そんな金を手にしてどうするのだろうか。旅行に行ったり高級車を乗り回せば悲しみも吹っ飛ぶというわけか。

将来の不安は察するがケタの違うお金を手に入れた人間がどのような方向に向かうかを想像できないのだろうか。

そもそもこんな契約する人間は情報弱者確定なので多額の保険料を手にした行く末など想像に容易だ。この機に乗じて保険屋はアホみたいな金融商品でも売りつけるのかもしれないとつい考えてしまう。

どうやったら保険屋が都心の一等地に高層ビルを建てられるかを考えたことがないのか。保険屋の商品とは何かを真剣に考えたことがないのか。

情報弱者はとても可哀想だなと思ってしまう。保険金が入った頃に私はとっくに死んでいるので気を揉む必要もないが。

気になるのはその保険屋とは友人なのだろうか。保険屋が妻を仕事上の顧客の一人としてだけ認識しているのであれば腑に落ちるが情を使っているのであれば心に染まぬことも多くなる。私だったら友人にはこのプランはまず勧めない。

保険のCMではきれいごとを並べている。たしかにそれも現実だが私は経験上、女性の保険屋には良いイメージがない。ある人は情報弱者の私たちにネズミーランドのチケットをちらつかせて高額の保険に入るように勧誘。ある人は下層階級の男性職場に単身で乗り込んできてモテなさそうな独身の男たちに声をかけまくる。ある人は枕営業。

これらを見てきたのでイメージの払しょくをするのはとても難しい。

 

生命保険も人との付き合いもギャンブルのようなものなので私は口を出さず傍観している。「貯蓄は無駄」という理念のもと、収入は毎月全て使い切り臨時の出費はすべてサラ金から借り入れることを続け現時点で利息だけで300万くらい溶かしただろう。そして現時点で保険料はベターな保険内容との差額100万くらいは溶かしたのだろう。もちろん貯蓄は0円、平然としていられるのがすごいと毎日寝る前に思っている。子供の祝い事に何も包めないのはとても恥ずかしいと感じるがそれも大丈夫なようだ。

このやり方が間違っているとは思わない。生き方は人それぞれだ。給料日初日にギャンブルで全て使い切りの次の給料日までカップラーメンで過ごしたとしてもその人が幸福であれば何も問題ない。生き方は人それぞれだ。

大事なのは波長の近い人と一緒に過ごすことだと、この歳になって感じてきている。育った環境や食生活・身なり・マナー・考え方などが自身と近い環境の人を選ぶのが好ましい。

今までは体力に頼って力ずくで歯車を回してきた。しかし体力もいずれ衰える。今になってどうしてそんなに力んでいたのかと後悔している。傲慢だった、どうしようもないクズでした私は。

 

しかし内容はどうあれみんな一生懸命生きているのは確かだ。いろんな人がいていろんな仕事があって世の中は回っている。誰一人無駄なものはない。

改めるべきは情報弱者である我々だ。

私たちは知恵を積み上げるべきだ。現状に甘んじることなく常に思考をアップデートするべきだ。止まることはすなわち老化だ。

5年前くらいから健康診断で肝臓がひっかかっていた。ここを改善する為に年初からランニングを始め今日まで続けてきた。そして10か月経った今月末に健康診断がある。この結果次第で一つ行動に移すことにする。

諸行無常。人は変わっていく。体は老いて朽ちていく。心も視点も情緒も移り変わっていく。

 

 

私は進み続ける。

 

 

 

  • この記事を書いた人

ケラ

とくに何もない人。何かが人より秀でているとか自慢できるスキルがあるとか羨ましがるキャリアがあるとかが何もない人。時折キャンプに行ってます。料理を作るのが好きですが食べるのはあまり興味ない。

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