自宅地区の掃除当番でゴミ捨て場を掃除しようとしたある日の早朝、オペルクリカリア・パキプスの枯れた木が大量に捨ててあった。おそらく近所のリフォーム屋さんが捨てたと思われるが地区の決まりでは30センチ以内に細かくしてから燃えるゴミに入れて捨てるようになっているので原木をそのまま袋に詰めたパキプスは回収してもらえなかったらしい。
明らかに枯れていたがオペルクリカリア・パキプスは高価で樹皮は珍しい形状をしているのでとりあえず何かの縁かと思い持ち帰った。ちなみにその時私はゴミ当番で回収されなかったゴミを片付ける役目を仰せつかっている。ので決して資源の持ち去りではないし、ゴミ捨て場はキレイになるし、回収業者さんの仕事は減るし、ウィンウィンではないか。
もともと水分を多く含んでいる種類らしいのでとりあえず切断して乾燥させてみた。
コチラは切断した直後👇
数日で干し割れが発生。
どうやら中は二層になっているようだ。芯の部分はかなり収縮をしているが樹皮の収縮は浅いようだ。
芯は未だに水分をたくさん含んでいて腐ったような状態だが、樹皮の方は乾燥されて硬くなっている。ドリルで穴をあけて乾燥を速めてみる。
芯の部分を掘ってくり抜いてみる。
樹皮だけを残した状態。これを何かに使えるか考えてみる。
ニスを塗って表面のコーティングも試してみる。オイル系も塗ってみたが耐久性などを考慮するにどうやらニスの方が良さそうだ。
こちらは芯のところまで切り込みを入れ乾燥を速めてから芯をくり抜いた状態。十分に乾燥させると芯の部分はキレイに剥がれて裏側の表面がキレイに残された。割りばしで樹皮を固定しながら乾燥させている。しかしグロい。需要があるのか悩ましいところだ。
表面側。なかなかイメージがわかない。何に使えるだろうか。
こちらのパキプスも切り込みを入れて乾燥させてみる。
このオペルクリカリア・パキプスをどうするかまったく見当がつかないので今回の報告はここまでにする。
しばらくは乾燥をくり返して樹皮の状態をチェックしながら経過観察をすることにする。