銘木を使っていろんなものを作っていましたが、私はそもそも根本的な木工技法的なものが一切なく一般的なDIYの域から脱することができない状況に不満を感じていました。ので現状の私でも学ぶことができそうな木工技法はないかと探していたところ木象嵌と出会いました。
木象嵌は歴史をたどるとヨーロッパの方が起源とのことですが、世界中の木象嵌の技術をネットで探しながら習得してみます。
道具を揃えてみる
まずは木象嵌で使用する道具を買ってみることにします。
とりあえず揃えてみたのは
- 糸鋸と鋸刃のセット
- カッター・下敷き・定規の3点セット
- お手本のイニシャルをプリントした紙
- 板に接着する両面テープ
- 道具箱
- 練習用の突板
- 練習用の板
です。
初心者だし資金も少ないのでまずはアマゾンで安いやつを購入。
こちらの糸鋸はダイアモンドワイヤーが3本付いているのでお得感から購入しました👇
しかし探してみるとカッコいいやつがたくさんあってちょっと後悔してます。
糸鋸はワイヤーが高いんだよなぁ…だから最初のを買って正解だったな、サイズも3つあるし…
こちらがクラフトカッティングナイフ。今のところ細刃のカッターとそんなに変わらない気がしますが、持ってると気持ちが上がりそうなので衝動買いしてしまいました。替え刃がたくさんあるのと定規と下敷きが付いてくるのでお得感が◎👇
コチラはヤフオクで購入した突板。ヤフオク様様です👇
道具箱は悩みましたがホームセンターで買った1000円の箱。左のは100均の箱。毎日触るものはなるべく上質であるべきとの経験から👇
今さらですけどね…カッコいいヤツ見つけちゃいました。こっちにしとけばよかった👇
練習用の紙はスマホのアプリ「Pic Collage」で原本を制作。完成したらコンビニ(ローソンかファミリーマート)に行きスマホのアプリ「Print Smash」を使ってコンビニにあるコピー機を連動して印刷。ちなみにPrint Smashはコピーできる機械を置いてあるコンビニで自動検索しますが、なぜかセブン・イレブンは検索に出てきませんでした、なんでかなぁ…。
練習してみる
さっそく練習してみます。
とにかく悩むよりも見様見真似で即行動。
突板を上下から薄板で挟み、一番上の板に両面テープを貼った練習用を貼って糸鋸で切断(私の行ったコンビニでは紙の裏面をシールにする加工もできたのでやってみましたが接着力が悪くてぜんぜん使えませんでした。ちなみにシール用紙のコピーは一枚200円、通常の白黒コピーは10円でした)
見様見真似で作った台で👇
切断していきます。板は3枚がズレないようにビス止めしています。ビス止めは下穴をあけないと簡単に割れてしまうので注意が必要です。木象嵌の職人は虫ピンを使っていたような気がしましたが持ち合わせがなかったのでやむを得ず👇
とりあえず一文字やってみましたが死ぬほど難しい。普通の鋸と違って真っ直ぐ挽けない。その結果、イニシャルの下の方が切れ落ちています。さらに両面テープの粘着が鋸引きを邪魔してきました。どうやら挽き方にもコツがありそうです。
コチラは突板を嵌(は)める側の板。同じサイズの練習用紙を貼り突板分0.2mm分彫っていきます。
こちらはカッターを使えるので比較的簡単に彫れました。
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ただカッターや鑿(のみ)では細かい溝を彫るのが難しかったのでスチールの棒を尖らせて専用の彫る道具を即席で作ってみました👇
今さらですがマイナスドライバーを尖らせればよかっただけな気がしてます👇
そして彫った溝に突板を嵌めこみます👇
次回は膠(にかわ)を使って突板を接着する工程をやります。
一旦終了。