キャンプ DIY

【キャンプDIY】10CT Ⅲの制作(後編)

完成した10CTⅢ 2

10CTⅢの制作(後編)です。前編では折り畳み式テーブルの制作を紹介したので、後編はその中に収納するインナーボックスの製作から始めます。

 

前編はこちらから👇

【キャンプDIY】10CT Ⅲの制作(前編)

 

 

完成した10CTⅢを見たい方はこちら👇

 

インナーボックスの加工

それではインナーボックスの製作に入ります。

インナーボックスはマホガニーを使います。杢が大変キレイな材になっています。マホガニーは加工もしやすいので大変気に入っています。

インナーボックスの材料

 

まずは枠作り。枠は鉋でサイズを揃えていきます。

銘木に鉋をかける1

 

鉋は粉じんも飛ばないから室内でも快適に使えます。

銘木に鉋をかける2

 

二本ずつ削ったら四本まとめて削って揃えていきます。

銘木に鉋をかける3

 

バークランプはいろんなところで活躍してくれます。

銘木に鉋をかける4

 


 

次に鉋で整えた板を内側だけ磨いていきます。

板の内側を研磨する

 

仮留めをして全体をイメージします。

このときに下段に引き出しがあったらいいな~と感じたので追加で加工します。

仮留めで全体をイメージする

 

枠を作ります。中の間仕切りが反ってしまわないように押さえ木を入れて固定👇

インナーボックスの枠を作る1

 

面材の方は縁をマーキングして、

インナーボックスの枠を作る2

インナーボックスの枠を作る4

 

マーキングしたところを狙ってマスキングテープを貼ってから面材をボンドで接着👇

インナーボックスの枠を作る3

 

次に反対の引き出し側の面材ですが、まず先に上部だけ接着をします。

インナーボックスの面材を接着する

 

ボックスの中央はクランプが効かないのでちょっと一工夫👇

インナーボックスの面材を接着する2

 

当て木と面材の間にカードを一枚挟んで圧が真ん中にかかるようにします👇

インナーボックスの面材を接着する3

 

ちなみにカードを2枚挟んでみましたが圧が均等にかかりませんでした。なので一枚がベストかと。。

インナーボックスの面材を接着する4

 

貼りあがりはこんな感じ。面材部分は残すところ引き出し部分だけです。

インナーボックスの面材を接着する5

 

引き出しは一旦置いといて、軽くオイルフィニッシュをしたら上部の間仕切りとフタの切断をします。

インナーボックスの間仕切りを作る1

 

コーヒーポットの入る位置をイメージしながらフタの位置を決めます。

インナーボックスの間仕切りを作る2

インナーボックスのフタを作る

 

フタを切断。このサイズになるとソーガイドは全く役に立たないのでフリーハンドでカットしていきます。

インナーボックスのフタを切断する

 

メモ

最近わかったことですが、ゼットソーの硬木用は切れすぎるので柔らかい材はバリが出やすい傾向にあります。

ので切断する材に合わせた鋸刃選びをしましょう👇

ゼットソーシリーズ ゼットソーシリーズ 2

 

 

キレイにカットできました。

インナーボックスのフタを作る2

 

中はマスキングテープをビッシリなので掃除がとても楽です。

インナーボックスの中を掃除する

 

インナーボックスの一部に切り欠きを入れます。

インナーボックスに特殊加工をする1

 

ペーパーは切断した端材を使って磨くと楽です。

インナーボックスに特殊加工をする2

 

さらにボックスの中に収納する台を制作。淵の一部をいびつにしてみました。あまりにも平行水平だと面白くないというか人間の手が入っているような気がしないので。。。

インナーボックスの間仕切りを作る6

インナーボックスの間仕切りを作る7

 

収納するとこうなります。なぜポットの持ち手が飛び出しているかは後ほど。。。

フタと間仕切りが完成したインナーボックス1

 

蝶番は取り外し可能なタイプを選んでみました。

取り外し可能な蝶番を取り付ける1

取り外し可能な蝶番を取り付ける2

 


 

注意

キリとビットの交換作業が面倒なので下穴専用にこちらを買ってみたのですが...回転スピードが電子レンジのターンテーブルかってくらい遅い!

3000円でしたが安物買いの銭失いとはまさにこのことです、みなさんは注意してください。

ミニドライバードリル

はぁ…子供の遊び道具にもならない…いや、遊び道具ぐらいにはなるか。

やっぱりこっち買っときゃよかった。。。👇


 

[/st-midasibox]

ということで止め金具をつけたら引き出しの加工です。

枠を作って、面材用意して、トントントン👇

引き出しの加工1

引き出しの加工2

 

中に入っている板は反り防止用です👇

引き出しの加工3

 

ちょっとスキマができてしまったので👇

引き出しにできたスキマ

 

内寸よりちょっと長めの棒を入れて👇

引き出しのスキマを直す

 

板をそらせた状態で面材を貼ります👇

引き出しのスキマを直す2

 

面材を貼る前に引き出しに段差をつけると👇

面材を貼る準備

 

このように浮いた状態になるので👇

面材の接着に段差をつける

 

この状態で圧着すれば👇

面材の接着3

 

板の目を合わせられるし、ちゃんと圧着されます👇

面材の接着4

 

コチラが貼り終わった状態👇

面材を貼った引き出し

 

こちらが仕上げた状態👇

引き出しを仕上げる

完成した引き出し

 

あとはテーブルとインナーボックスに鬼目ナットを取り付けて完成です。

ちなみに鬼目ナットを使う前に必ず同じ材で試し加工をしましょう。使う材によってナットの締まりが緩くなったり材が割れてしまったりするので。

鬼目ナットを取り付ける

 

とくにこのように材のきわに仕込む場合は手工具で回して材が割れないようにしましょう👇

材の際に鬼目ナットを仕込む

 

こちらが完成したインナーボックス。テーブル側には金具が入るように穴をあけています👇

完成したインナーボックス1

完成したインナーボックス2

 

テーブル側の鬼目ナットはいつも通りの場所へ👇

テーブル側の鬼目ナット1

テーブル側の鬼目ナット2

 

あとはちょこちょこした細工をして完成👇

お折れボルトの収納

引き出し落下防止用のカンヌキ

引き出しやすいように溝を入れる

 

コチラが完成した10CTⅢ👇

完成した10CTⅢ 1

完成した10CTⅢ 2

 

これで10CTⅢの製作を終了します、お疲れ様でした。

 

~lanterntalk~

ランタン君
長かった。。。たしか10月頃に始めたので4か月かかったなぁ。
なんでそんなにかかったの?
白ランタン
ランタン君
まず材料を揃えるのに1か月待った。それでも材料が揃わないので方向性を変えたんだけど、それがねぇ…
予算オーバーになった。
白ランタン
ランタン君
2.5倍くらいかなぁ。
材料も使い切った?
白ランタン
ランタン君
マホガニーね、いつか使おうと思って大事にとっておいたんだけど。いつかって?今かなぁってさ。

そもそもなんで使おうって思ったかと言うと、テーブルの枠材が厚すぎて前回の10CTⅡのようにコーヒーポットの持ち手が外に出なかった。

あのマホガニーは高かったしね。あのサイズはけっこう希少だしね。
白ランタン
ランタン君
皆まで言うな。
作ってみてどうだった?
白ランタン
ランタン君
サイズ・精度もある程度イメージ通りだったけど重量がね。たぶん6~7㎏あると思う。
重いな。
白ランタン
ランタン君
インナーボックスも予想以上に重くてね。テーブルに装着すると重さでテーブルが閉じてしまいそうになった。
インナーボックスの板厚については鬼目ナットのサイズに合わせないといけないからしょうがなかったね。
白ランタン
ランタン君
たしかに。
インナーボックスの自重に合わせてテーブルもそれなりに重くなきゃしょうがなかったから。結果オーライな気がする。
白ランタン
ランタン君
そうかもしれませんが女性が持つとしたらクレームだなぁ。
次はもっとシンプルなモノを作ろう。
白ランタン
ランタン君
そうだね。ジムスナイパーのような量産型でフットワークも軽いようなやつね。
そうしよう。
白ランタン

 

まとめ)【キャンプDIY】10CT Ⅲの制作(後編)

以上で10CTⅢについての製作を終了します。

次回は着生プレートを作ってみます。

疲れましたが時間には限りがあるので制作を続けていくことにします。

 

 

最後にキャンプで最適なお肉の宣伝だけ…

キャンプで食べる肉には和歌山県のブランド牛、「熊野牛」を試してもらいたいのですが、最初に言っておきます。値段が高いです。。。

ちなみに私が特別なキャンプの日に注文する「焼き肉懐石~極~」はグラム単価で約2600円です(かなりお高い!)。一般的なスーパーで売っているノーブランドの国産牛は平均グラム単価が600円前後なので4倍以上の価値になってます。



しかし、「焼き肉懐石~極~」には一般市場には出回らないミスジ・カイノミなどの希少部位と、ヒレ・サーロインの高級部位がまとめて入っており、しかも高級ブランド牛の希少部位となれば味も格別。さらに扱いが難しい牛肉のユッケを販売できているのもお肉に対する品質の高さを裏付けています。



控えめに言っても価格に劣らない味を提供してくれる熊野牛はかなりスゴイです。

とにかく知ってもらいたい熊野牛の凄さは、「圧倒的な鮮度ブランド牛ならではの旨み」です。注文を受けてからカットした肉はすぐに急速冷凍されるので旨味を閉じ込めたまま食卓に届きます。

そしてキャンプでは、食べる時間に合わせて冷凍庫からクーラーボックスに移しておけば(近場の場合は前日に冷蔵庫で解凍をおすすめします)キャンプ場で最高の鮮度最高の国産牛を楽しめます。

さらに当日の買い出しや、まさかの”肉”不足の事態に悩むこともなくなります。

熊野牛は自宅用の他にもお祝いや贈答品、お中元やお歳暮にもおすすめです。

記事を読んでいただいた方にぜひこの旨味を知ってもらいたいので、興味のある方は覗いてみてください👇



最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

  • この記事を書いた人

ケラ

とくに何もない人。何かが人より秀でているとか自慢できるスキルがあるとか羨ましがるキャリアがあるとかが何もない人。時折キャンプに行ってます。料理を作るのが好きですが食べるのはあまり興味ない。

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