本記事は、原付バイクに乗っていて
キックの調子が悪い、故障したかも?
と感じている方への記事を書いています。
目次
作業時間は10分。用意する道具は5つだけ
バッテリーを少しでも長持ちさせたくて
エンジンスタートはキックを使っています。
しかし、最近になってキックの調子が悪くなってきました。
症状は、
などで、少し不安を感じてきています。
バイク屋さんに行きたいのですが、
普段の帰りが遅かったり、バイクを預けている時間がなくてなかなかバイク屋さんに行けません。
そこで、ちょっとしたことなら自分で出来るかもしれないと思い、
キックのカバーを外してみました。
用意するのは、
- カバーを開ける工具(ソケットレンチ)
- マイナスドライバー
- パーツクリーナー
- 二硫化モリブデングリース
- 軍手(グリース塗布の時に手が汚れる)
の5つで、作業時間は約10分でした。
修復する原付バイクはYAMAHAの「JOG」50ccです。
まずは、キックペダルのカバーを外す。
カバーのようなものが2つ見えますが、
キックペダルと合体している下の方のカバーを外します。
カバーの周りのボルト7か所を外します。
本体とカバーの間にはパッキンがついていて、すぐには外れませんが、
マイナスドライバーを本体とカバーの間に差し込んで軽くグイッをひねると簡単に外れます。
ギザギザがめっちゃ錆びてて、黒いススのようなものが溜まっています。
この錆びているギザギザの反対側にキックペダルがついています。
キックペダルを回す事で、ギザギザが回転して接触している丸いの金具がエンジンに力を伝える役目をしているみたいです。
「パーツクリーナー」で洗浄。
パーツクリーナーで錆や汚れを落としていきます。
ギザギザの金具の付け根にバネがついていますが、
このバネが蹴ったキックペダルを戻す役割のようです。
パーツクリーナーで洗浄したところ、
バネには異常はなかったのでキックペダルが戻ってこないのは他に原因がありそうです。
金具を外してみました。👇
外すときにはキックペダルを一番下まで回すと簡単に取れます。
ここにも錆とススのようなものが溜まっていて真っ黒にになっています。
歯車は、カピカピになってい手で回したら硬直してしまいます。
どうやらこの錆とススがキックの調子を悪くさせた原因のようです。
「二硫化モリブデングリース」を塗布。
歯車の接点を重点的に二硫化モリブデングリースを塗布していきます。
少し多めに塗布しておきます・・・
あとは、カバーを閉めて終わり。
パッキンの噛み合わせが悪くならないようにゆっくりカバーを元に戻しましょう。
キックペダルを蹴ってみたら良く噛み合って回るようになりました。
無駄だった作業..やらなくても良かった...
以下の2つはやらなくても良い作業でした。
キックペダルとは関係がないようで、
この作業で20分くらい無駄な時間を使ってしまいました。
キックペダルを外してしまった。
手前のカバーを外してしまった。
わざわざ専用のドライバーを購入して外したけど関係なかったようです。
珍しい星形のドライバーでした。
後輪のブレーキに関係する部分でしょうか?
よくわからないので錆びている部分にグリースを塗って静かに元に戻しました。
まとめ
本記事をまとめてみると、
・キックの修理は10分くらいで簡単に出来る
・用意する道具は
- カバーを開けるレンチ
- マイナスドライバー
- パーツクリーナー
- 二硫化モリブデングリース
- 軍手
の5つだけ。
・手前のカバーは開けてもあんまり意味ない
です。
キックの調子が悪いと感じている方はメンテナンスをしてみてはいかがでしょうか?
読んでいただいてありがとうございました。