法人化にむけて準備をしたいが知識0で相談できる人もいない。なのでYouTube動画でお世話になっているリベシティに入ったが時期尚早と判断して1か月で解約。独立の知識も大事だが貯蓄0・資産0・負債900万なので2000円の会費も節約していかなければならないので来年から再加入をしたい。
なんとなく気づいていたが、任せていた2つの銀行口座が長期にわたって赤残だったことが発覚した。私の年収は日本人の平均よりちょっと上くらいだが月3000円の定期預金すらできていなかったのは私も誤算だった。15年経ったので50万くらいは溜まっていると思っていたがどうやら10万ほどしかなく、さらにそれを担保に借金をしていた。このような状況で年間15万円以上の維持費がかかる犬を飼うって思考が私には到底たどり着けない。さらにもう一匹どう?なんて質問とかも。
自宅が経年劣化で修繕が必要になってきている。私の考えではこんな時のために貯蓄をしておくべきと考えていたが、一方でクレジットやサラ金を使って修繕をして溜まった借金は後から返せばよいと意見が分かれた。後者の考えで今までに払わなくても良い利息を合計で200万くらい払っているにもかかわらずこれからもその考えらしい。私は危機感を感じローンを組みなおして支払いを軽減することにしたがそれでも今月は赤残で私はお小遣い0円の結果には驚いた。
根本的なライフプランというかマインドの見直しを勧めたが石に灸、犬に論語だろう。そもそも私の考えが正しいわけではないので強要はできない。そのあと興味本位で話を聞き進めてみたら貯蓄は不要、ローンは組めるときにたくさん組んで払えなくなったら自己破産すればいいとのこと。
これを聞いて腑に落ちた。どちらが良い悪いってことはなくどちらもいて経済は回っているし世の中は均等を保っている。貯蓄がないと不安な人もいるし平気な人もいる。給料袋を片手に欲を満たすことを最優先して尻すぼみの給料日前を過ごす生き方もあれば日割りでライフプランニングをする生き方もある。安定が善ではないし散財が悪ではない。人は変われると思っていたので私も一度散財をしてみたが借金を抱える後ろめたさと不安しか残らなかった。私が浪費家に転機すればこの問題はすぐに解決するはずなのに。私も変われなかった。
とにかく苦しい。価値観が違うとこうも苦しいものなのか。お金の話になると口論になりがちだが口論の原因はお金ではない、価値観の摺り寄せすらできない。妥協点が見つからない。一方が歩けばもう一方が倒れる、必ずどちらかが苦しむ構図。
人生は学びの連続だ。ジュペリの名言を借りればパートナーは向かい合うのではなく同じ方向を向いているべきだと。ならばこの試練は私にとって何のための時間なのかを最近よく考える。40歳の節目に差し掛かり人生の残り時間を計算するようになって今の自分で後悔はないかを自問するようになった。合わない歯車を回し続けてきたがそろそろ限界のようだ。しかし娘が受験前なので波風を立てて彼女の精神に支障をきたすわけにはいかない。壊すのは感情に任せれば済むことだが一旦冷静になって考える。
ならぬ堪忍するが堪忍。私の好きな落語「柳田格之進」に出てくる名言であるが同じ試練を賜ったのであろうか。せめて2か月分の生活費を貯蓄できて身の丈に合った生活さえできていればいいのだが、その考えも一旦捨てて将来どういった状態が全体の幸福度につながるかを考えてみる。
娘が最近出会った本の紹介をしてくれるのだがその中に私が読んだことのある本がいくつか出てくる。その時に「それ読んだことあるよ」と返答すると機嫌が悪くなるのでどこで知ったのか誰から紹介してもらったのかを先に聞くようにする。私は娘を読書家にするのが目標だったので本棚に小説が並んでいる娘の部屋を見るとささやかな幸せを感じる。
相変わらず相談できる人が一人もいない。そもそも同じような思考をもっている人が家族にも働いていた場所にいなかったような気がする。現在はSNSでいろんな人と繋がることはできるが相手の時間を奪ってしまうことや相手の利益にならないことをしているような気がして何もできない。話相手のいるスナックとかクラブとかに通う人の気持ちが少し分かるような気がする。行く気は0だが。職場で風俗に誘われることがあるが私が満たしたいのは性的欲求ではなく知的欲求なので私の知的欲求を満たしてくれる風俗があれば教えてほしいと言っておくか。
試験の受験費用すらない。制作で稼ぐしかないか。
この試練がこれからの人生に役に立てばよいが。きっと役に立つと信じよう。笑顔でいよう。進み続けよう。