雑記

夏の終わり

オアフ島の朝の海辺

夏ももうすぐ終わる。

 

パセリの枝にキアゲハのさなぎがくっついていたので見てみると死骸だった。

キアゲハのさなぎ

おそらく寄生蜂(きせいばち)に食べられたのだろう。

キアゲハのさなぎの死骸

アゲハチョウは卵から孵化するまでの生存率は約0.6%、なかなか厳しい世界だ。寄生蜂とはアゲハチョウの幼虫に寄生してサナギになったころを見計らい中身を食い尽くしてハチに孵化するっていう何ともたくましい奴らだ。人間社会では弱者救済処置が当たり前になっているが自然界で騙しや強奪なんぞ日常茶飯事というか自然の営みなので。ちなみにスズメバチが自宅にあるセグロアシナガバチの巣を襲っていたら私は速攻でスズメバチを駆逐しますが。自然の営みなんてクソです。セグロアシナガバチは家族同然なので家族を守るのは当然であり自然行動なので。

スズメバチの嫌いな理由としては卑怯で性格も悪いしすぐキレる。アシナガバチが巣を作るための樹皮を回収したり狩りをしているのを見つけるとスズメバチはアシナガバチが巣に帰るまで尾行している。そして巣の場所が知られてしまったセグロアシナガバチは身体の大きさが2倍もあるスズメバチに卵を食べ尽くされるのを黙って見ていることしかできない。子供同然のアシナガバチが目の前で殺されるってのにボーっと突っ立っている親がどこにいるんだっての。進撃の巨人だったら立体機動装置を使ってうなじを刻んでるしハンターハンターだったら制約と誓約しまくってる。家には駆逐用のバトミントンラケットを常備してるし家外では遠心力を使ってより確実に駆逐できるようなもの(タオル・帽子)を常に携帯している。素手(ビンタ)では命中率と射程距離が著しく低下する。

以前、自宅にあるセグロアシナガバチの巣を襲撃してきたスズメバチを仕留めそこなったときがあった。奴は無様な格好で逃げ帰ったので安心して外出したのだが数時間後、自宅に帰ってみると3匹のスズメバチがセグロアシナガバチの巣を襲っていた。

こいつら…マジでクソすぎる。仲間を連れてきやがった!

奴らを単純に駆逐するには甘すぎると判断した私は1匹を瞬殺して残りの2匹を捕獲することにした。捕まえたら拷問に拷問を施して二度とこの家に近づけないよう遺伝子に刻まなければ。

軒下にあったアシナガバチの巣を襲っているスズメバチは食事に夢中で私がはしごを使いピンセットで背後から捕まえようとする気配すら察知できていないようだ。

無抵抗の赤ん坊を片っ端から貪るスズメバチ。怒りを堪えきれず頭が真っ白になる。手が震える。手がワナワナする。手がブルブルする。ピンセットの先はスズメバチの胴体をとらえたがあえなく取り逃がす。1匹はどこかへ飛んで行ったがもう1匹はすぐに戻ってきて巣の周りを飛びながら着地点を物色し始めた、よっぽど美味しかったのだろう。タオルを使い速攻で叩き落とし半殺し状態のスズメバチを捕獲。

さて…ブラームスの交響曲とハイドンのチェロ協奏曲をBGMにお楽しみの時間だ。

 

アシナガバチをターゲットにした殺虫スプレーを製造する薬品メーカーに一言。たしかにセグロアシナガバチはスズメバチよりも強い毒を持っているがおとなしい性格なので。セグロアシナガバチに刺されたらこちらが悪かったと思えばよいことなので。殺虫スプレーにアシナガバチの絵を載せるのはやめてほしい。

 

話しを戻すがパセリにはまだ数匹のキアゲハの幼虫がいる。無事に孵化してほしい。

キアゲハの終齢虫

 

ジガバチの死骸もあった。役目を終えた働きアリ。

ジガバチの死骸

 

24時間テレビを見た。この歳になるとテレビ側の事情・出演者の事情・視聴者の事情などが交錯して放送内容も真っ直ぐ脳に届かない気がする。

お涙ちょうだい的な企画をてんこ盛りにして24時間垂れ流すことに疑問を感じつつ側湾症の女の子が出演している企画を観た。素晴らしい内容だった。

いろんな人を応援できるだけの力を手に入れるためにも事業者としての立場を確立しなければと責任感を持つこともできた。

女の子が珠代ねえさんが好きと言っていた。私も好きだ。彼女のような振り切った人からは常に刺激を受ける。下品だとか女を捨ててるだとかの表面的な評価しかしない輩の意見を聞いてるといつも残念に思う。その評価同様にあなたの表面的な構築だけの生き方を。

大阪の文化や芸事はいつも絡まった思考をリセットしてくれる。最近のお笑いブームは「誰も傷つけない芸」とかなんとかで迷走しているが吉本新喜劇はいつも頭を空っぽにして笑える。

私も珠代ねえさんような振り切った生き方をしたい。

 

もう9月か。

そろそろツイッターのアカウントを削除する。現在進めていることに集中したいからっていうのは言い訳でアカウントを残していると誰かから連絡が来るかもしれないという淡い期待感のようなものがある。承認欲求のようなものには関心はないがやはり寂しいんだろう。誰かと繋がりたいしいろんなコミュニケーションに触れたい。

このような欲求や誘惑が目的地を遠ざける。期待している自分が虚しい。そんな中途半端な自分を消してしまいたい。一人は寂しいが期待も失望もないので。

結局ここに還る。不純な自分を書き換えたいといつも考える。ずっとそれをくり返している。

 

 

  • この記事を書いた人

ケラ

とくに何もない人。何かが人より秀でているとか自慢できるスキルがあるとか羨ましがるキャリアがあるとかが何もない人。時折キャンプに行ってます。料理を作るのが好きですが食べるのはあまり興味ない。

おすすめ記事

ぐるぐる焼きスタンド1 1

本記事は、過去の記事「ぐるぐる焼き」がモデルチェンジした「新・ぐるぐる焼き」について書いています。 過去に登場した「旧・ぐるぐる焼き」の記事はこちらです。 目次 モデルチェンジでほぼ最強に 今回のモデ ...

-雑記

Copyright© ぜんブロ , 2023 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.