本記事は、冬キャンプで備えないと絶望的な辛い経験をする「底冷え」について書いています。
冬キャンプでの就寝時は別記事で紹介した「知らないと危険」一酸化炭素中毒が起こる原因と防ぐ方法にも書いたように大きな事故になるので衣類や寝具で防寒対策をしますが、忘れてはならないのは「底冷え対策」です。グランドマットだけで寝ると、「氷の上で寝てる気がする…」って感じるくらい地面は冷たいです。そう感じた私が、実際に寒くて一睡もできなかった経験を元に底冷え対策を提案します。
先に結論を伝えますが、まずホームセンターなどで販売しているアルミのついたマットは「極厚」とか「通常の2倍」などありますが冬のキャンプではまったく敷いている意味がないです。冬キャンプを甘く考えて一睡もできずに経験した事は、マットは厚みよりも、冷気を防ぎ体温を逃がさないための「断熱効果が大事」な事です。しかし高性能のギアはどうしても高額になってしまいます…私はヘタレキャンパーなので他のギアと組み合わせる事でなるべく安くをモットーにコストダウンを心がけています。
私の底冷え対策は、
- 空気の層(コット)で地面からの冷気を防いで
- スリーピングマットで断熱&保温する
- 防寒は寝具よりも衣類を重視
の3つです。
ちなみに、この対策でかかったお金は
「1人約2万円」でした。
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目次
「空気の層」で地面からの冷気を防ぐ
「空気の層」と言えば、雪国によく見られるドアや窓を2重にしている方法です。これは空気の層でできる自然の断熱効果を利用していてコットはその空気の層を上手く利用して地面からの冷気を防いでくれます。
こちらは👇フィールドドア製のコットです。
コットは、床から高い位置にある「ハイタイプ」と低い位置にある「ロータイプ」がありますが、ハイコットは寝具以外にも、ベンチや荷物置きにもできるのでおススメです。
フィールドドア製のコットは収納時のサイズが大きくなってしまうのが難点ですが、価格と耐久性を考えると良いかなと思います。サイズは長さ190cm×幅69cm高さ40cmです。コットに初めて寝たときに気になったのは「幅が狭い」ことです。
なので広いコットで寝たい方はこちらの幅広タイプ👇
幅の広いコットを一通り探しましたが、このサイズ幅77cmがMAXのようです。気になる方はのぞいてみて下さい。ちなみに普段の家で寝ている布団はシングルで100cmあるので、初めてコットに寝る人はワイドでコットでも狭く感じるかもしれません。
スリーピングマットで断熱&保温する
コットを使用すれば空気の層で断熱効果を得られ、地面のゴツゴツを気にすることがないので収納性や寝心地重視で選んでよいと思います。ちなみにライトキャンパーの私はこちら👇です。
一つ難点がありまして、スリーピングマットがコットの幅より小さいと、コットのフレームが体に当たって気になります。ただでさえ狭いのにフレームのごつごつするので睡眠を妨げられてしまいそうな人はコットの幅よりも大きくて分厚いマットの使用をおすすめします。
こちら👇はコットとマットの間に敷く非常用の断熱材です。
私は今のところ使用に至ってはいませんが、一応念のために「コットとマットの間に敷く用」として常備しています。かさばるものではなく100均などでも販売しているので万が一に備えて用意しておきましょう。
防寒は寝具よりも衣類を重視、理由は2つ。
寝具より衣類を重視したのには2つの理由があります。それは「寝袋にこだわるとかなりの高額になるから」です。トップメーカーになると冬用の寝袋は1つで2万円以上します。ていうか上を見たらキリがないです。初めての方は寝袋1つで何万円もかけるのは抵抗があると思うので私がおすすめするのはロゴス製の「封筒型シュラフ」です👇
価格も1万円以内で買えて、適正温度は0度まで対応しています。この中に「インナーシュラフ」と「湯たんぽ」を合体して使用することで寒い夜でも快眠できました。
👇こちらがインナーシュラフ
👇こちらが湯たんぽ
ロゴス製封筒型シュラフ&インナーシュラフ&湯たんぽの3つまとめて買っても1万円とちょっとで収まりました。
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トイレに行くときに衣類が薄いと寝袋から出れない
高性能の寝袋にすると多少薄着でも寝れますが、衣類が薄いとトイレのときに寒くて出られなくなるので衣類を暑めに装備しました。ちなみに私の装備は…
- 肌着はヒートテック必須
- スウェットやフリースはボアがあると◎
- その他に薄手のダウンもあると◎
候補でウインドブレーカーもありましたが以下のように👇
- 断熱効果◎
- 火の粉で穴が開きやすい△
- 寝袋の中で「カサカサっ」て音が鳴るので気になる△
と寝心地が悪いのでキャンプでは着ませんでした。さらに急な作業をするかもしれないのでスキーウェアを寝袋の中で温めていました。
1つ注意してもらいたいのは、寝袋の中は重ね着をしすぎると寝心地が悪くなってしまうのでキャンプに行く前に一度自宅で試し着をしてみましょう。
まとめ)【初めての冬キャンプ】寝るときに死ぬほど寒い「底冷え」。対策は?
以上の記事をまとめると、
- 底冷え対策は「コット」で解決
- 寝袋は「インナーシュラフ&湯たんぽ」で外が寒くても快眠できる
- トイレに行けるように衣類を重装備で
- 冬キャンプはやっぱりお金がかかる(寝具一式で1人2万円くらい)
です。
冬キャンプは日中の時間が楽しくても、寝るときに死ぬほど寒い思いをすると悲しい思い出を作ってしまいます。冬キャンプは必要なギアも多くなり自然とお金もかかってしまうので、予算の少ない人は寝具を中心にギアを準備する事をおすすめします。
読んでいただいてありがとうございました。