本記事は、知ってそうで知らない人が多い「直火」について書いています。
キャンプ場に行くと、注意事項に
「直火OK」や
「直火禁止」
などと書かれているのを見たことはあるでしょうか?
でも直火とは何かを知らずになんとなくバーベキューをしている人もいるかもしれません。
そこで、直火についての知識を深めていきたいと思います。
目次
直火とは...
焚火台を使わずに「地面で直接焚火をする」こと
地面で直接火を起こすから「直火」です。
最近のキャンプサイトではあまり見かけなくなっていますが、直火OKのキャンプ場もあります。
ガスや焚火台を使わずに、木炭や近くに落ちている枝や石を利用して地面で直接焚火が出来ます。ギアを使わないので通常のキャンプよりも野営感を感じれて直火が好きなキャンパーもいます。
勘違いしやすいのは直火OKでも「やりっぱなしOK」ではありません。
直火キャンプをこれから始める人に覚えてもらいたいのは、
「直火OK。でも、やりっぱなしOKではありません」
焚火台を使用するときは自分のギアなので必ず後片付けをしますが、直火の場合は自然の中にある枝や石を使うのでキャンプが終わったらそのまま放置して帰ってしまう人がいます。
では、片付けをしないで帰ってしまったらどうなってしまうでしょうか?
そもそも炭や灰はゴミなの?
燃やし終わった炭や灰を片付けずに帰るとします。
では燃やし終わった炭や枝はどうなるのでしょうか。
放置しておくとどうなるのでしょうか
まず、燃えきった灰ですが、
灰は環境に影響は全くありません。
むしろ土の養分になります。
次に炭ですが、(炭とはバーベキューなどで使用する木炭です)
すべて燃えきれば灰になりますが、燃えきらない炭も交じっていたりします。
その残った炭は土の中に入ると土壌面でph値に影響しますが、
直接人体に影響することはほとんどありません。
しかし、灰と違って炭は分解されにくいため、長く土の中に残ります。
なので「石」と思ってもらうと分かりやすいと思います。
小さい炭なら地面に残っても良い?
石とほとんど同じなので人体に影響する有害な物質にはなりませんが、だからと言ってそのまま放置しても大丈夫でしょうか?
その残った炭がテントの下にあってマットが凸凹していたら寝心地が悪くなってしまうかもしれません。
何よりも
キャンプ場が直火の跡だらけだったらどう思うでしょうか?
きっと「このキャンプ場は汚いなぁ」と印象を受けると思います。
一番大事なのは「次に使う人がどう思うか」
キャンプ場に限らず、公共設備のマナーで大切なのは
「次に使う人に気持ちよく使ってもらう」
ことだと思います。
自分たちが楽しい時間を過ごしたら次に使う人の立場になってもらえるとみんなが喜ぶと思います。
そしてキャンプ場はこれからも綺麗に使われ続けて、
また来るときも気持ちよく利用できると思います。
1人1人が小さな心掛けをしてキャンプ場を快適な場所にしましょう。
まとめ
以上の記事をまとめると、
- 直火とは焚火台を使わずに地面で直接する焚火のこと
- 炭や灰はゴミや廃棄物とは違う
- 自然にはあまり影響はないがキャンパーに影響する
- 直火をやりっぱなしだったら見た人がどう感じるか
- 次の利用者が気持ちよく使えるように後片づけを忘れずに
です。
キャンプではマナーを大事にして楽しいキャンプ時間を過ごしましょう。
読んでいただいてありがとうございました。